estar.jp 今年で、五個目か。
V5だ、受賞したぜい!!
estar.jp が、受賞しました。
家族の一人が他界しました。
明確に誰が死んだと書かないのは、まだ認めたくない、という気持ちもあります。
というか、ブログにして書くことにより、鮮明になりすぎるというか。
まだ信じてない信じたくない本心と、圧倒的な死という現実に押し潰されそうで、今頭がこんがらがってます。
いや、そうは言いながら。
賞に応募したり、してるんですけどね。
病院に泊まり込みしながら。
そんな自分に吐き気もする。でも、あの人が一番の応援者だったから……と、自責してます。
今後はどうなるんだろう。
相続税云々で、実家が更地にならないように、借金してでもどうにかするかも。
そしたら、返済生活か……いや、恩返しもろくにやってなかったから、当然かもしれない。
俺にとって最高の人でした。
だから、それに報いるために今後がんばろうと思います。
小説家になる夢はあきらめません。
あの人がそう望んだから、いや、それしかもう恩返しをする機会がないから。
ほんと、ありがとうございました。
大好きだったよ。
以上。
やばい、やっぱ心が不安定だ。
ひさしぶりの投稿になります。
おはようとこんばんわ、を何回も通り越し、メリクリや明けまして、も過ぎてしまいました。
どうも、蒼ノ下雷太郎です。
もう、デビューするには投稿するしかない。
ともかく、公募で小説の新人賞に応募するしかないんだ!
って、ひたすら公募の毎日だったのですが、書いては落ち、書いては落ちの繰り返しで。
正直、精神なんてもうポッキリ折れていましてね。
それでも書き続けているのは執着というか、ほとんど怨念のようなものでして。
このままで終われるか!
といえば、あまちゃんみたいで、カッコイイですが。
ま、そんなこんなですが、この度いくつか受賞しました。
てか、本も出ました!
「ためしに怪談きいたら、やっぱり幽霊いるし怖すぎた。」
ここで、『見』という作品で参加しております!
怪談短編集です。よろしければ、どうぞ!
あと、エブリスタの妄想コンテストで、優秀作品を取りました。
そして、さらにね。
ファンタジアのキャッチコピー大賞も、取りました!
通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか? (富士見ファンタジア文庫)
のキャッチコピー、「ゲーム世界は常に母の日」が受賞しました。
新進気鋭の作品に、花を添えられて光栄です!
……いや、ま。
まだ、これだけじゃ食ってけないので、日々精進ですが。
ともかく、がんばりまっする。あ、怪談短編集、よろしくお願いします。
買って下さい、書くの遅れましたけど、買って下さい。
以上、蒼ノ下雷太郎でした。
今後も、がんばりまっする!
アメリカで流行。
LAで流行ってる、とか言われると。
ついつい、心が傾いてしまうのが人情ってもんだろう。
行動経済学とまでいうつもりはないが、マックの座席、スーパーの特売よろしく、なすがままに流される、水が上から下へ落ちるように、お菓子の家に迷い込んだ子供二人が歩きながら撒いた食べ物を自分らが食べるような有様である。
いや、ちょいとひどいこと言っているが。
最近、料理に凝っていて。クックパッドを見ながら、よいしょ、よいしょとがんばってやっている。
この前は、『エッグインクラウド』をつくってみた。
(エッグインクラウドとは(アメリカで話題!ふわふわ~♪エッグインクラウドがおしゃれでおいしそう♡ - NAVER まとめ))
エッグの他に、総菜があったりするのは勘弁してほしい。
あと、栽培でやってたミョウガも切って、フライパンで焼き、しょうゆで味付けした。
これだけで、うまいもんだね。エッグも、すごいおいしかった。フワフワしたメレンゲが塩で味付けされてるから、フワフワとした食感ながらも味がちゃんとあり、さらに黄身までミックスされるから、最高である。
さらに良いことは、応用が効きやすいことか。
トーストの上に乗っけたり、中にはもっとメレンゲ部分を大きくしてその上に野菜を乗っけて、オシャレなサラダにしたのもあったな。
あれは、一度やってみたいもんだ。
(ただ見栄えとしてどうしてもプチトマトが必要だが……俺は食えないのだ。殺生な)
さて、枕として長いこと語ったが。本題はこれではなく、ちょっと試しに読んでみた面白かったので、紹介したい。
金融関係の話で、何かというと『ゴールドマン・サックス』の話だ。そこに務めていた人が書くのだから、信頼性は高いが、しかしゴールドマン・サックス……と思う人もいるだろう。
まぁ、それについて告発というか批判した本だけどさ。だが、それを冷血につきつめていくだけじゃなく、「だから、日本もがんばらなきゃいけないんだよ!」と胸を熱くさせるような、金融マンって冷たい印象をどうしても持ってしまうけど、むしろ、アニマル浜口のような熱血さを感じさせる一冊だった。
簡単に、説明すると。
自分が務めていたゴールドマン・サックスは、まだひよっ子だった大手企業を真摯に育て上げて、尊敬する企業であったが、いつのまにか強欲企業と言われるようになり……と、嘆きながらもゴールドマン・サックスおよび、金融業界のひどさを語っていく。
例えば、サブプライムローンや、『マネー・ショート』見ていた人なら分かると思うけど、CDSとかね。
それにより、ギリシャがかんなり困ったこととか。
あいつら、結局ゴールドマンの顧客はゴールドマンなんだな、と批判していく。
だが、この本はそれだけじゃ終わらない。
じゃあ、日本はどうだ。と見返してみれば、結局やってることは変わらないじゃないか。
いや、金融に関して言えば海外ほどひどいのはいない。
しかし、経済はどうだ。と、語り。
逆に、アメリカのデトロイトは復興の道を進んでいると続く。
アメリカのデトロイトは、車の製造などで盛っていたとこだけど。
それが破綻して、かんなり悪いとこになってね。
でも、今は「工場農業による復興プロジェクト」が進んでいるんだとか。
これは、デトロイトで空き家となった工場やオフィスビル、大型店舗などを室内農業にするというものである。
ネットで検索すると、室内農業だけじゃなく菜園も広がってるらしいけどね。
一度、リアル・北斗の拳とか散々言われた街ではあるけれど。
今じゃ立ち上がろう、もう一度甦らそうとがんばっている。
胸アツな話じゃないか。
この本でもこれは熱く語られていて。日本も、これを見習いがんばらねばならないのではないか、と訴える。
本には、途中ある言葉が出される。
イノベーション・エコシステム。
エコというと、分別云々を思い出すけどさ。これの場合のエコは違う。
ようするに、イノベーション(技術革新)のための生態系をエコ(保全する)ことが、大事であるということだ。
技術革新は天才がいれば、と待つだけではダメだ。だからといって、大勢を育てるってだけでもだめ。真の技術革新は、それを育てる土壌、育った者達を受け入れる度量がないとダメだという。
最後に、この本はある言葉を引用する。
マキアヴェッリのだ。
『普通、人間は、隣人の危機を見て賢くなるものである。それなのにあなた方は、自ら直面している危機からも学ばず、あなた方自身に対する信ももたず、失った、または現に失いつつある時間さえも認識しようとはしない。あなた方の考えを変えないかぎり、いたずらに涙を流すことになるだけであろう。』(途中までそのまま引用)
自らのいたとこ、自らもある程度は関与してると戒めながらも。
だからこそ、日本は対岸の出来事と思わないで。いつ、ここでも起こるかも知れない、と危惧しなければいけないのだ。
と、熱く語った一冊である。
最後に、引用した部分をちょいとだけ続けようと思う。
『わたしは、はっきりと言いたい。運は、制度を変える勇気をもたない者には、その裁定を変えようとはしないし、天も、自ら破滅したいと思う者は、助けようとはしないし、助けられるものでもないのである、と。』(引用元、同じく塩野七生『我が友マキアヴェッリ』)
俺も肝に銘じよう。
外の文化を取り入れるのはいいことだが、流行、人の流れ、流れるままに、だと。非難された金融マンと大して変わらないのである。
その上で、ちゃんと努力していかないとね。
対岸の火事と、のほほんとしてるだけじゃ、何も変えられないで『シン・ゴジラ』のように破壊されるのである。真に活躍したいなら、やはり危機から学ばなければ。
学んだ人が、ゴジラにも対抗できうるのでる。
以上、蒼ノ下雷太郎でした。
した!
「君の名は。」、人気ですね。
自分は学生の頃に新海監督を知りました。エロゲーのOPですね。
エロゲーって、言っちゃ悪いけど低予算でアニメのOPでも珍しいのに(あるにはあったけど)、こんな綺麗で、すさまじいOPを作るなんて――というのがキッカケでした。
いや、割と失礼な入り方だとは思いますが。
で、衝動的に『雲のむこう、約束の場所』のBOXを買ったりしてね(ぉぉ
で、『秒速5センチメートル』を見て、心が沈没するという(おぉ……
正直、見る前まではこれも秒速五センチメートルで俺が死ぬんだろうなと思ってましたが、見ると大分印象が変わりましたね。
あと、見る前はかなーりリア充向けといいますか、カップルや若い子達が見るようなものだと思っていましたが(具体的には言わない)。俺の右手には、大学生ぐらいの女性二人が座り、左手にはカップル(しかも女性の方が)座り、個人的には生まれてきてごめんなさい精神に陥り……これは、あれです。俺の記憶の中では、学生の頃に――当時はヴィジュアル系が好きだったので、あるヴィジュアル系のライブ行ったときを思い出しました。でっかい、さいたまスーパーアリーナの観客席で立って、みんな頭ぐいんぐいん動かす中、俺は絶句してるという……周りが女性だらけで、歌舞伎よろしく頭を回して髪を回して、シャンプーの香がプゥワッ~と……いや、一方向だけなら良いだろうけど、それが周り全体、いや、さいたまスーパーアリーナ全体で漂ってきたときは、扇風機のように全員が広げてるときは、本当に生まれてきてごめんなさい状態でしたが。
落ち着け。
ともかく、あきらかに場違いな雰囲気だったんですよ。見る前は。
でも、いざ上映がはじまると、主人公はしょっぱなヒロインの胸をもむは(入れ替わってから)、クチかみ酒のシーンでは「これ、写真入りで売れないかな」と言うは、てか胸もむのは天どんで何回もするわ――っていうね。
いざ上映すると、むしろ俺側のギャグが連発してて、(いや、何だ俺側って……)まぁ、これはこれで生まれてきてごめんなさい状態だったんだけど。いづらかったんですが。
ようは、昔の状態を保ちつつ、何だかんだで一般向けしやすいように作られてるんだね。
序盤の展開は、本当にうまい。
所々、テレビシリーズのOPみたいなのは流れるが(これはこれで意味がある)。
登場人物の入れ替わりが、交互に淡々と進むのではなく、いくらか時系列を省略しながら、一人一人の、主観で進む。
ようするに、感情移入しやすいように進めるんだ。
最初は、ヒロインから始まり――次は、男に移るっていう風に。
(一人称の小説を読むような感じだね。
あるコラムでは、エロゲー的視点とも言っていたけれども。)
ただでさえ、感情移入しやすい作りになってるのに。
テンポはいいし。
登場人物も、好印象な奴ばかり。
だから、自然とこいつら結ばれないかな……と主人公達を思うようになる。
最後までノンストップとなる。
展開も、良い意味で裏切ってね。最初にも行ったけど、秒速五センチメートルで俺が死ぬって作品と思ったんだけど――何と言うか、ジャンル自体が変わったんだね。
「ラブコメの作品だよな――え、途中から謎解きに?」
ジャンル自体が変貌するような作品は、良い驚きは与えるけど、下手したら話が破綻してしまう恐れがあるが、これは上手くやっていたと思う。
段々と主人公達を囲むように悲劇が追い詰めていき、もうこれは無理か――ってところで、ようはまぁ、奇跡のような解決がされるっていう。
非常に、観客にとって精神衛生上よろしい作りになっている。
話がこんだけ、良いってだけじゃなく。
相変わらず絵はすさまじく綺麗だし、音もいい。(作画はジブリの人も参加してるんだっけ? 巫女が舞うとことかは、どういうこだわりか知らないが、CG以上によく動く絵だった)
見終えたあとは、リア充向けとか、オタク向けとかどうでもよくて……「ああ、これなら爆発的大ヒットも変じゃないな」と素直な感想を抱いた。
こりゃ、売れるよ。
当初は土日で「これなら、八十億円ぐらい売れるんじゃね?」と噂されてたけど。この調子だと、上映期間も延長されて、もっといくんだろうかね。
この人気の理由は、色々言われてるけどさ。
一般向けの層を大量に取り入れたから――ってのが、理由なんだろうけど。一般向けというか、言い方を変えると若い人達だ。若い人ってさ、カップルとか、友達連れで見ることが多いから、自然と動員数も増えるんだよね。
何でここまでの人を集められたのか――まぁ、映像美は万人に分かりやすいすごさだからってのもあるし。ダヴィンチなどで、映画の小説版を載せてたりもしたから。あそこら辺の人達の目も浴びやすかったんじゃないかな――。
いや、中には手放しで評価できないって人もいたんだがね。
てか、批判的な意見。
その中にはただ偏見で語る馬鹿な某映画評論家もいましたが。(いや、これはどうでもいいか)、その他には割と納得のいくとこがある意見も多数ありました。
・細かなとこが、雑
話の設定とかね。
多分、これで批判的になった人が多いんじゃなかろうか……。
ここからは、大分ネタバレになるんで、これから見るって人はさけてください。
例えば、タキが実はヒロインと数年前に会っていてリボンを受け取ったとことか……。
知り合ってるなら、入れ替わったときに顔分からなかったのか。
(すぐに思い出せなくても、あとあと思い出すことってなかったのか)
いや、これは記憶が消える云々で説明できるのか?
他にも、『そこあに』で言われてたけど。
スマートフォンの日記は、iCloud に保存されてないのか? とか。
ヒロインの父親を最後はどう説得したかも描いてないし。
てか、入れ替わりだって、時代が違うってのは街を歩いてるだけでも分からないものなのか……。などなど。
他にも、批判的な意見としては、主人公とヒロインが結ばれる理由が分からない。
あいつら、互いに好きになるとこあったか? ってのだ。
誰が言ったかは、まぁ調べてくんさい。
これは……俺は、そこまで思わなかった。
ちゃんと、ヒロインが主人公を好きになる理由は描かれてた(ヒロインをけなす奴らにキレたり、とか)。あと、都会への憧れもあるだろうしね。それでいて、しょっちゅう、人格も良く、かっこいいイケメン男子になってたら……そりゃ……。
いや、じゃあ、男が好きになった理由は何だと聞かれたら。
あの思春期のJKの体に入れ替わって胸をもめば、そりゃ……。
生まれてきてごめんなさい。
大体が、細かなとこが雑につながるんだけど。
他にも、記憶が消える、について細かな説明も意味も描かれてないしね。
何で、あれは起こったの?
それを描いてないし、必然的理由もないから、ただ『君の名は。』と言わせたいための設定に思えて……。(多分、タイムパラドックスというか。時間を移動してるからってのが、あるのかもしれないけどさ……いや、よー分からん)
いや、こういう細かいツッコミはあげればキリがないんだけどね。
じゃあ、細かいツッコミを全て解決すればいいのか――というのも、また違うからね。
それによって、作品の勢いが削られてしまう。
そんなことも、よくある話だ。
ドラッグでラリラリした滅裂な文章が文学と呼ばれたり、血が沸騰する勢いのアクション映画が傑作と言われるのも、そういう理屈だ。それに、感情移入しやすいようにできてるから、見てるとあんまり気にならないしね。
個人的には、細かな不満があるだろうけど――でも、やっぱり傑作であることには変わりないと思う。
『アイアムアヒーロー』から、今年の邦画は何かすごいと思い始め、でも内心は(いやいや、でも今回だけだろ?)と思っていたのが、警察が横領したり、V6がブチギレる映画が出たり、名探偵コナンがさりげに六十億ぐらい儲けて、さらにはあの偉大なる怪獣王が暴れ初めて、しまいには『君の名は。』だ。
何かすごい――じゃなく、ただ、とてつもなく、すごい。
今年の邦画は、いいぞぉ。
やっぱり、これまで散々言われて鬱憤がたまってたんだろうね。
日本をなめるな!
という感じでね。
もちろん、良い作品を作るには日本という箱だけじゃなく、箱の外にあるものも見なければならない――それこそ、『君の名は。』で散々語られてるような、目に見えないつながりを、ね。探さなきゃ、いけないとは思いますが。
どの作品が、赤い糸でつながってるなんて。
見なきゃ分からないからね。
以上、蒼ノ下雷太郎でしたー。したー。