『ゾンビランド』という映画を見てた。
日本の少年のようというか、引きこもりで、いつもはネットゲーム、ピザの箱はエッフェル塔のようにそそり立ち、はじめて家に上げた女の子がゾンビになった不幸な少年(いや、青年?)が主人公。
で、そんな主人公の前にゾンビ殺してヒャッハーーーー!!というおっさんや、美人姉妹が現れるのだが……。
いやぁおもしろかった。終末世界なんだが、やたらと明るい。最後も明るい終わりだった。
ゾンビものって、意外とゾンビよりも終末世界で生きようとする人間のドラマが重要なんだよね。いや、意外じゃないか。
進撃の巨人にも通じるというか。明日どうなるか分からない世界だからこそ、より人間の絆が重要になるし、人間の本質が良くも悪くも露骨に出る。
『アイアムアヒーロー』のションピングモールの独裁者しかり、『……28日後』の組織化された武装集団しかりね。あ、これはどっちも悪い例だ。
明日がどうなるか分からない世界観だからこそ、もうどうにでもなれって思う人とかも出る。
でも中には『アイアムアヒーロー』の主人公のような奴もいれば、『ゾンビランド』の彼らのように楽しく生きる者もいるっていう。
いいね、ゾンビもの。
少なくても現実でふてくされてる奴らよりかは腐ってないのである。
朝っぱらから、そんなことを思った蒼ノ下雷太郎でした。