蒼ノ下雷太郎のブログ

一応ライターであり、将来は小説家志望の蒼ノ下雷太郎のブログです。アイコンなどの画像は、キカプロコンでもらいました。

レンタルショップで『スターリングラード』と『名探偵モンク』借りる

 某氏おすすめの『スターリングラード

 WW2時の、スターリングラード攻防戦を描いた作品ですね。

 ドイツがソヴィエトに攻め込んだときのね。

 それで、ソヴィエト側からスナイパーが出るというんで、気になって借りました。ま、これは土日に見るとしましょう。

 

 さて、『名探偵モンク』です。

 

 

      
        名探偵モンク 予告 キャラクター編 - YouTube

 

 ちょいと前までは、海外ドラマを毎週見ていたんですよ。

 やはり、物書きの勉強になりますから。主にプロットですね。

 良く言えば、毎回論理立ててしっかりしてる。

 悪く言えば、単調ですが。

 シド・フィールドのいうように途中から場を乱すような人物が現れたり、第一幕・第二幕・そして第三幕までに――どんでん返しが起きたり。

 顕著なのが、『24』シリーズでしたね。

 まぁ、一言でいえばジャック・バウアーが事件を解決する話です。

 もう身も蓋もない話ですが。

 しかし、24シリーズはいくつもの視点があります。ジャックだけじゃないんですね。ジャックの他に協力してくれるテロ対策センター(だっけか?)の同僚達。情報分析官や指揮官、中には実戦にも対応出来る者など。彼らの視点もある。

 まぁ、ジャックだけじゃなく彼らの視点もあることで、より複雑な作戦だったり、仲間内の人間関係も色々あったり(それが今後の展開にも影響したり)、楽しめます。

 しかし、これ以外にも視点がある。

 犯人――これは犯人にも事情があったり、もしくは犯人が何か次の一手をしようと――という前置きにもなる。でも、これだけなら他でも結構やってることだ。

 24では、さらに大統領の視点まで加わっている。

 テロ対策センターに命令する側。こちらにも視点があり、そのせいで事件解決が進まなかったりもある。さらに、人質が取られた場合は人質の視点もあったりして――かなり多種多様な劇になってるんですね。群像劇です。

 その上、出てくる武器やアイテムなどはリアリティを追求してるから勉強にもなるしね。大変参考になりましたが――。

 

 まぁでもこれは、ぶっちゃけ展開自体は単調です。

 あ、ここでまたどんでん返しだろ? というのが見ていけば分かるようになる。

 でも、24シリーズの面白いとこは、容赦のなさなんですね。

 これにより、単調的なプロットも目を釘付けにしてしまう。

 ジャックに対する容赦のなさ。それこそ、親しい人が死んだり、仲間が死んだりとかね。シリーズで人気キャラクターにも関わらず、展開のためには容赦なく殺す。死なせる。

 その上、ジャックには厳しい選択を強いたりね。

 一回、潜入捜査しなきゃいけないときに、ショッピングモールの人全員を死なせるか・でもそれを実行して犯人達の信用を得て裏をかくために将来モール以上の被害を出させないようにするか、って場面があるんですよ。

 その他にも恋人が事件に巻き込まれたり、その恋人がいい関係になった男がいたら、そいつを死なせてしまったり……で、罵倒されて、非難されて、最後ら辺は娘も離れて。(あとで、もどってはくるけど)もう、どん底にまで落ちるんですが。

 それでも戦うんですね。

 その姿勢がホントかっこよかったんですが。(ただ、作品自体の思想は偏って……でもちゃんと公平にしようとしてる姿勢はあるんだが……いや、蛇足か)

 

 さて、モンクですが。

 こいつは、ジャック・バウアーじゃない。

 銃もダメだし、格闘技もない。いや、それどころか日常の生活さえも危うい。

 ありとあらゆる恐怖症、高所だったり閉所だったり、さらには潔癖症まであって全部で38くらいあるらしい。

 握手するのもダメだし、誰かさわったモノにふれるのもダメ。

 女性の助手には毎回ウェットティッシュを持ち歩かせ、林を探索したり汚れることも任せ、というか自分にできないことをほとんど任せて。さらには、ものが左右均等になってなかったり、散らばったりしてるとダメで、ナイフとフォークが一センチもずれてると文句言って。

 その上、性格も悪い。

 子供が救急で運ばれたときも、「それより、ボクは転んですりむいたんだよ!」というようなことで先に診ろという。

 ここまで語ると、好かれる要素が一つもないなって思うんですが……。

 でも、こいつカッコイイとこがあるんですよ。

 

 フツー、ここまで恐怖症持ちで、探偵業なんてやれるもんじゃないですか。

 それこそ、探偵って捜査するには事件によって汚い場所を探すだろうし。

 犯人と格闘する場面もあるでしょう。

 しかも本人は今は探偵やってるけど、元は警察官だから、いずれ復職しようとまで考えてるんです。あくまで、探偵はつなぎでね。

 犯人を追いかけるとき、犯人がはしごに登ったら、はしごは汚いし高い所から登れないって人が、ですよ?

 誰もが、できるわけないじゃんって思う。

 だから、最初の助手だっけか。彼女は聞くんだ。何で、こんなことやってるのって?

 

 妻が望んだから。

 

 ただ、その一言だけ。

 その一言だけ返すんですよ。

 このモンクは、妻をある事件で亡くしてるんですがね。

 それ以来、精神を病んで警察官も辞めてしまうことになるんですが……。

 妻が、警察官である自分を望んでくれていたから。

 だから、そのために戦うと。

 そう決めたんですよ。

 恐怖症以前に難儀な性格で、おかげで昔から恋人どころか友達もいなくてね。

 だから、自分を好きになってくれた妻を愛していたんですが……。

 もうこんなこと知ると、モンクが信念を貫く忠実な騎士にすら思えてきてね。いや、ミステリーの内容自体もおもしろいんですが、もうモンクに惚れ込んじゃって、このシリーズは以前ずっと見ていました。

(途中から、ちょっともっと長編映画を見た方がいいな、と海外ドラマからシフトチェンジはしましたが)

 

 レンタルで借りて見ると、丁度キャンペーンもやっていてね。

 TVドラマのを借りると、一つポイントがつくんだとか。十点ごとに無料券がもらえて、三十点で豪華賞品が抽選で当たる。(前回は当たらなかったが)

 ブレイキング・バッドも見てなかったし、日本のドラマでも『すいか』の脚本家の人ので、まだ見てないのがあるんで見ようかなと思います。

 

 他にもおすすめのがあったら、お教えください。

 

 あと、この際だから海外ドラマも語りたい奴は語ろうと思う。

 『トゥルーコーリング』とかね。傑作中の傑作なんですが、打ち切りでクソォ……となるんですが。

 ともかく、蒼ノ下雷太郎でした。

 あ、小説書かなきゃいけないのに、またこんな時間だ。ぬぅ……。