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蒼ノ下雷太郎のブログ

一応ライターであり、将来は小説家志望の蒼ノ下雷太郎のブログです。アイコンなどの画像は、キカプロコンでもらいました。

(『アイドルマスターシンデレラガールズ 2nd 20話』 感想)

     
 「アイドルマスター シンデレラガールズ」第20話次回予告ムービー - YouTube

 

 ……えぐいわっ!!

 

 心をえぐられて死にそうになった回だった……いや、おもしろかったですけど。

 おもしろかった……えぐられて、死にそうに。死にそうになったけど。

 でも、だからこそおもしろかった。

 えぐられたってことは、それだけ心の奥底に響くものがあったんだろうな。

 あと、本田あああああぁつ!! と最後はなったし。

 全くの予想外なことで、ホント続きどうすんだって思いましたね。

 本田が最後に取ったことは、しぶりんがチャレンジしやすいように~って、他のアニメだったらなるんだろうけど。(どうなるか分からないが)いや、そうだとしても、しまむーがどうなるんだっていう……アニメが終わっても、心がもぞもぞする話だった。

 

 

 いや、実は、二期については心配もしていた。

 俺は散々楽しいと言っていたが、でも、どうしても話の流れが遅い。

 それこそ、最初のアイマスアニメだと目的意識(上昇志向)が強かったから、みんな一気団結して突き進む。それこそ、宇宙戦艦ヤマト進撃の巨人のような、突破力があったんだね。(八紘一宇でも何でもいいよ、言い方は)

 でも、デレマスは敵というほど明確じゃない――346常務が相手であって。

 一応、灰かぶりにまで突き落とされたけど。

 それでも、前回のように明確な敵ではない。分かりやすい悪役じゃなかった。シンデレラガールズに妨害をするとか、それこそ最初のアイマスアニメみたいに、アイドルを山に放置するだとか、千早のスキャンダルをバラすだとか、そんなことはしない。

 

 そう、今回の話でより明確になったけど。

 346常務って、やっぱり敵じゃないんだよね

 確かに、渋谷凜とアナスタシアには最初戸惑う話ではあった。でも、冷静に考えれば悪い話じゃない。二人とも大出世だ。

 会社員でいうなら、地方で働いていた奴が本店に抜擢されるような――。

 フツー、これって喜ばしいことでしょ?

 いやまぁ、それまでいた場所からは離れるわけで。そこは悲しくはある。……でもやっぱ、目指せるなら上に行きたいじゃん。

 765プロだって、美希が竜宮小町に入りたがってた。今いることよりも高みへ。これは、場所がどうたらの問題じゃない。みんな持ってる感情だ。

 いやでも、だからってこれまでいた場所から離れるのを素直に良しとできるか。

 とくに、苦楽を共にした仲間を置いていくのは――できるのか。

 

 映画『フューリー』では、そんなことはできない。お前等最高だ! って言っていたが。

  ……いや話をもどそう。

 これ関係ない。

 

 上に行ける。

 でも、そのためにはここから出なければならない。

 そのせめぎ合いがね……登場人物の葛藤が、すばらしい。

 自分の中の心と心がせめぎ合う。

 これって、346プロそのものをあらわしてもいる。大手だからこそ敵なし。だから逆に、346の中で争いがあるんだね。でもそれは、他の会社とは違って『敵』と明確にできるものではない。

 父性だったら乗り越える対象として、戦うことができる。オイディプスコンプレックス。

 だがこれは違う。

 むしろ、どこかを認めながら、どこかで争わないといけない。母なるモノに通じるのでは――。共存と抗争を同時にやるような複雑なことなのでは?

 これを語るとなると、まーた長くなるのでやめておくけど。

 そう簡単に答えを出せる問題じゃないからこそ、それに悩み、苦しみ――でも、ちゃんと考えて、選ぶ。その姿勢が、美しいんだよね。

 

 いや、本田さんが出した答えが、よーく分からないけどさ。

 でも、メンタルが相当強くなったし。多分、彼女自体は問題ないと思う。

 むしろ問題なのは……しまむーなのだが。

 

 デレマスの感想掲示板で、本田未央は765プロなら上手くいったんじゃね? とよく言われていた。

 確かにその通りだ。

 本田のあの猪突猛進っぷり。無理矢理にでも一気団結させて突き進む力。上昇志向でてっぺんを目指そうとした765にはぴったりだ。

 でも、346は違う。

 むしろ、その猪突猛進がアダになってたことがほとんどだ。(今回もそれはある)でも、それでも彼女が活躍する場面があった。

 もう、シンデレラプロジェクトも絶望的だ……とみんなが思ったときも、彼女をキッカケにエンジンがかかった。起爆材になるような子なんだね。

 だから。

 346に一番合わない子って、本田未央じゃなく、もしかして島村卯月じゃないかって思うようになった。

 346の、自主性を重んじるってどういう意味か考える。

 それこそ、ただがんばる、じゃ駄目だよね。

 それこそ、周りが一つの方向に突き進む中――自分の方向が反対だったとしても進もうとする。それこそが自主性ではないのか。周りに流されず、自分で考え、自分で選ぶ力。それが自主性では。

 では、島村卯月は?

 彼女は養成所でレッスンを長く続けて来た。

 だから、人一倍アイドルになりたい気持ちは強かったはずだ。そして、取り残された気持ちも強かった。ここから抜け出したい気持ちもあったろう。

 だが、もしかしたら、それはただがんばっていただけだからじゃないのか?

 

 レッスンをがんばっていれば、アイドルになれる……はずはない。

 それこそ、誰かに選ばれることが重要だろう。

 では、どうやって選ばれるか。

 オーディションでも何でもいい。それこそ、海外のように自ら売り込みに乗り込むような気概がなければ――と思う。(実際はまた違うだろうけど)

 ともかく、ただ努力すれば夢が叶うわけじゃないのだ。

 考えなくちゃいけない。

 どうすれば、アイドルになれるのか。

 レッスンだって、本当はアイドルになるための手段の一つでしかないはずだ。そこに固執して、それだけをやっていればいい――はずはない。

 

 

 これはシンデレラの話にもつながるけどさ……しまむー、OPで一人ベンチに座っていたけど……OPでは、本田未央と渋谷凜が手をつかんでくれた。

 つかんでくれたけどぉ……おぉぉぉぉぉっ……。

 

 登場人物の繊細な感情を描き。

 なおかつ、その上で登場人物がしっかりと答えを選ぶ姿勢。

 それだけでもすばらしいが――何より、今後どうなるんだっていう展開がね。

 楽しませてもらいました。

 

 

 ……いやぁ。

 このままだと、前のアイマスアニメみたいに、いや下手したら春香以上にしまむーが突き落とされるかも知れないけど。

 でも、突き落とされないと見えないこともある。

 それこそ……そこから立ち上がろうとする力。

 そのときにこそ、見えない人の本質のようなモノ――強さが、見えてくるのでは。

 俺はやっぱ、そういう人の強さこそが見たいんだろうね。

 

 って、もうこんな時間か。以上。蒼ノ下雷太郎でしたぁ。