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蒼ノ下雷太郎のブログ

一応ライターであり、将来は小説家志望の蒼ノ下雷太郎のブログです。アイコンなどの画像は、キカプロコンでもらいました。

……俺が一五歳のときは、山田洋次の『学校Ⅳ』見て感動したことぐらいだよ!(『アタックザブロック』 感想)

映画 感想 日記

 ニコニコのプレミアム会員、もう早速退会しようと思ってる今日この頃。

 

 いや、俺は映画しか見ないし。

 そういう奴がプレミアム会員になるメリットって、同時刻にやる無料映画をタイムシフトであとで見られるくらい……(これも、タイムシフトっていつまでもってわけじゃなく、見られる期限があるんだが)

 で、これなら別にネットフリークスの方がいいんじゃないかと思い始めた。

 あっちの月額と大して変わらないしな。

 で、俺は生放送とか別に見ないし。

 

 まぁ、今月末は見たい無料映画がまだあるから、もうちょい続けるけど。そう長くは続けないかな。

 

 ……と、ここで終わらせてもいいけど。

 それだと、あまりにもアレなんで。いや、アレって何かよく分からないでアレって言ってるけど、アレなんで。

 『アタックザブロック』の感想を書こうと思う。

  三角締めさんのブログ見てると。

 町山智浩さんもおすすめしてたってぽいですね。

 流石! と拍手喝采なんだけど。

 で、この映画は一言で言ってしまえば『(ロンドンの)不良VSエイリアン』だ。

 こういうと、一発ネタのように思えるが。

 中身は主人公がカッケェ! とうなる傑作である。

 この主人公、一五歳なのにだ。一五歳なのに兄貴! とうなってしまった。

 花山薫か! という感じなんだが。

 

 とはいっても、序盤の主人公――を含めた不良グループのイメージは、かなりひどいというか。

 最低なんだよね。

 もう、誰が見てもそうだと思う。

 夜中、女性を集団で囲んでナイフで金出せと脅す。

 いやもう、最低でしょ?

 そして、この不良グループがある奇妙な生物を見つけて興味本位で殺すんだが、これもまた苛つく殺し方で。楽しむために殺すっていう感じで。だから、途中まではざまーみろという気持ちもあったんだけど。

 でも、次第に(あれ……こいつ、実は良い奴?)と思えてくるから不思議だ。

 仲間がピンチになると率先して助け出そうとしたり、仲間思いなんだよね。

 そう、仲間思い。

 日本の不良漫画でもおなしみの、熱き魂である。(『クローバー』とか好きな奴は必ず見るべし!)

 他にも、社会からはぐれ者とされる子供が仲間思いというのは鈴木大介さんが書いた著作にも書かれてるけど。

老人喰い:高齢者を狙う詐欺の正体 (ちくま新書)

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家のない少年たち 親に望まれなかった少年の容赦なきサバイバル

家のない少年たち 親に望まれなかった少年の容赦なきサバイバル

 

 

 まぁ、俺とかは不良って聞くと学校でのイメージしかないから、ロクなもんはないけれど。

 だから、不良が仲間思いって最初はぴんと来なかった。

 でも、冷静に考えると、この本や映画に出てくるような少年達は仲間との絆しかないような状況なんだよね。何か上から目線みたいな言い方で気持ち悪いだろうけれど。でも、想像すると怖い。仲間との絆しかない。だから、仲間が傷つくのを恐れるし、それに力を得る。でも同時にそれ以外にすごい敵対心が涌くし、同時に裏切りにひどく敏感になる。

 

 

 と、主題から外れるので省略。

 ともかく、とことん序盤は最低な奴らだったけど。

 段々と良い奴に思えてくるんだね。

 最初、脅した女性とエイリアンと戦う内に共闘するようになるんだけど。

 彼女から盗んだものも最終的には返すしね。

 (いや、仲間の一人は返したくないよ! とかぬかすんだが、そこもまたリアルというか)

 ちなみに、返すようにうながすのは主人公ね。

 で、何故襲ったのか言い訳のように言ったのも『あんたがこの団地の住人だったら奪わなかった』と言ってたりして。

 さらに、途中この主人公の家に行くんだけど、その中がまた……。

 確かに、当人に問題がないわけじゃないけど。

 でも、環境だってひどいというのを、ありありと見せつけてくる。

 鈴木大介さんの書いた本には、とくにそういう要素が多くて。

 振り込み詐欺に荷担して老人を騙す少年達のことが書かれていて、正直そんな奴らを人間と思える自信は最初はなかったんだけど――でも、じゃあその子供達は最初から悪かったのかというと、そんなわけなくて。虐待されたりして――じゃあ、どうすればよかったんだ? とこちらに突きつけてくるような境遇でね。あのまま、野垂れ死んでしまえばよかったのかと問いかけてくるような内容で。

 いや、もちろん犯罪は駄目なんだけどさ。

 

 だから、最後に自分のせいで仲間がほとんど殺されて。

 そして、自分がしたことで苦しんだ女性のことも知って、やっと後悔して。

 全てにケリをつけにいこうとする――主人公がかっこいいんだよね。

 

 あと、最後に一つ。

 主人公がかっこいいのは、こういった行動なのもあるんだけど。

 何より、強い。

 自分より年上の不良達に立ち向かうのもあれだが、エイリアンに対しても一歩もゆずらない強さがホントしびれるんだよね。

 兄貴! ってね。

 いや、一五歳なんだけどね。

 

 

 ……俺が一五歳のときは、山田洋次の『学校Ⅳ』見て感動したことぐらいだよ!

 以上、蒼ノ下雷太郎でしたぁ。