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蒼ノ下雷太郎のブログ

一応ライターであり、将来は小説家志望の蒼ノ下雷太郎のブログです。アイコンなどの画像は、キカプロコンでもらいました。

泣けるね。泣けるよ!!(『チアドル』 感想)

テレビドラマ

 夢とか、負け犬の反撃もの、とかもうそういうジャンルってだけで泣いてしまうものはあって。この作品もその類型に属するのだが。

 

 『チアドル』を見た。

            ch.nicovideo.jp

 

 最初は『病んきーす』という名前でアイドルをしていた。

 『がんばれ禁止』と言ってがんばらなくていい、を謳い。

 「応援されたくないメンヘラ系アイドル」をコンセプトにして活動していたのだが。

 これが全く売れない。そりゃそうだ。アイドルは本気でがんばる姿を見るからこそ面白いのであって、がんばらないアイドルを見て何の意味がある。しまむーだってブチギレちゃうよ!(いや、コンセプトとか面白いとは思うんだけど。全くがんばらなくていい、とは違うんだよね……)

 一度はグループを解散し、会社も倒産とあきらめかける。

 でも、メンバーの一人の子が「このままじゃ終われない!」と立ち上がるんだ。

 で、その立ち上がるキッカケとなったのがその会社の社長の娘がやっていた――チアリーディング。そう、チアドルになるキッカケである。

 業界初を狙って、誰も採用しないような子を入れたアイドルグループだったからこそ、メンバーには人の目を見られない太った女の子はいるし、一定の時間の感覚で嘔吐する子や、ハーフだけど英語全然分からない子など、それは個性というより引け目だよ! という子ばっか。

 でも全員が全員、それぞれの葛藤を乗り越えて立ち上がるんだよね。

 そもそも、第二話で最後にライブする相手が辞めようとしている仲間に対してなんだけど。

 それ以降は個々のメンバーの話が多くなる。

 人の目を見て話せない太った子や嘔吐の子は、あるイケメンにアイドルですと言ったところ大笑いされる。最初は落ち込んで腹が立ったが、しかし、仲間のはげましや、ファンの「いや、きみのそういうとこがいいんだよ」もあって負けてたまるか! と立ち上がるんだ。もう、ここで号泣三回目! もう号泣するしかない! これは単なる短編ドラマじゃない、百円の恋のような女版ロッキーだよ!!

 他にもいじめで不登校なのかな。塞ぎ込みがちだった少女(ドルオタ)が他のアイドルのライブでクッキーを渡すとこをメンバーの一人が見るのだが、そのクッキーが舞台裏でゴミ箱に捨てられ、大激怒する話とかね。いや、多分そういう奴現実にいるでしょ?(偏見)でも、アイドルだけじゃなく、創作とかでも、ファンのキモチってありがたいんだよ。もう百を超える批評が襲ってきたとしても、たった一つの『面白かったです』で泣いて立ち上がれる。だからもう、それを知ってるから俺は号泣しちゃって、でチアドルはそのクッキーを捨てたアイドルの奴らとライブで対決するわけだが――いやぁ、もうね。泣けるね。泣けるよ!!

 

 もう、あれだね。これ見なきゃ日本国民として失格だねいや、人間失格だよ! そう感じさせてくれるドラマでした。

 個人的に一番好きかもしれないシーンは、『頑張れ禁止』のタオルを最後ファン達が折り曲げて隠し、『がんばれ!!』続けてくれと叫んだシーンです。がんばれは呪いかもしれないけど、でもよく考えれば世の中呪いだけでできてるものだ。それをどうこう言ってちゃ何も始まらない。ぐだぐだ言う前に立てよ! とアニマル浜口なみに血気盛んになる蒼ノ下雷太郎でした。

 した!