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蒼ノ下雷太郎のブログ

一応ライターであり、将来は小説家志望の蒼ノ下雷太郎のブログです。アイコンなどの画像は、キカプロコンでもらいました。

また、ニコニコで江戸川乱歩の「名探偵明智小五郎」美女シリーズがやるらしい

日記

 また、ニコニコで江戸川乱歩の「名探偵明智小五郎」美女シリーズがやるらしい。

live.nicovideo.jp

 

 この前やっていた放送も見てはいたのだが、全話視聴してるようで実は二つほど見逃していた話があったのだ。

 いや、『映画秘宝EX 江戸川乱歩映像読本』を読んでて気付いたんだけどね。

  この前、書籍を読んだライターの真魚八重子も冒頭から記事を載せています。ぜひとも、美女シリーズを読んだあとは、これも読んでいただきたいのですが。

 

 美女シリーズというか、いやそもそも江戸川乱歩の原作だからってのもあるんだろうけど、この一連のシリーズで俺が引きつけられた要素ってのは、『怪人』だ。

 怪獣ではない、怪人。

 怪物ではない、怪人である。

 そう、仮装することによって怪物のような――怪獣のような姿に変貌はするのだが、化けの皮をはがしてみると実は俺等普通の人間と何ら変わらないってのが、個人的に思う『怪人』の定義だと思っている。

 だからこそ、仮面ライダーに出てくる敵は怪人であるとも。

 そう、怪人とは変身することで現世のタガを外す解放感を与える変身文化の、悪のあらわれともいえる象徴だ。(この変身文化ってのも広めていきたい。ようするに、ライダーやウルトラマンなどの変身するモノのことだ)

 

 俺がこんなに怪人に魅了されたのは、子供のときの経験がキーになっている。

 そう、俺が子供の頃は『名探偵コナン』が流行っていた。(当時、俺が小学一年生の頃に三巻くらい単行本が出てたんだっけかな。いつのまにか俺は少年探偵団の歳も越え、コナンもはてしない巻数になってしまったが)

 で、そのコナンはあるマンガの影響によって生まれた作品である。(これはある対談で語られてる)

 当時、あるマンガによって推理マンガがブームだったのだ。それはもちろん、『金田一少年の事件簿』だ。

金田一少年の事件簿 (1) (講談社コミックス (1874巻))

金田一少年の事件簿 (1) (講談社コミックス (1874巻))

 

  俺は、ドラマ版から見るようになったんだけどね。母が推理モノが好きだったんで、それの影響だ。(ドラマ版というのは亀梨じゃなくて、あの堂本剛が演じてたバージョン)

 金田一少年の事件簿には、毎回事件が起こり、主人公である金田一(もしくはその他が)探偵となって事件解決を目指すのだが、大体の事件についてくるモチーフというものがある。

 それが『怪人』だ。

 見た目はおどおどしく、狂気につつまれたような恐ろしいものだが、実は全ての謎が暴かれて公の目にさらすと、実は犯人は自分と何ら変わらないような普通の人物で、さらにそいつが怪人になった動機というのも、じゃあ他にどうすればよかったんだ、というほど芯に迫るものだった。もし、自分がその立場にいたら犯人と同じ選択を取るのではと思うほど……。

 

 語るとキリがないし、時間もあまりないので、ここら辺でやめておく。

 多分、金田一少年は金田一というだけあって横溝正史の影響はそりゃあると思うが、それと同じぐらい明智小五郎の影響もあると思う。(多分、美女シリーズとかも)

 ともかく、怪人。怪人がね。

 怪人になることで現世のタガから外れる快感――退屈で、つまらなく、毎日同じことの繰り返し、怪人になることでそれから解放されるのだ。アナ雪だ。

 しかし、怪人というのはやはり異形の怪物でしかないんだ。

 怪人がただの仮装するだけだったら問題はない。

 だが大抵の怪人には目的がある。

 そう、お金のために殺人だったり、怪盗だったり、ともかく反社会的活動がほとんどだ。だからこそ、それを裁く人間がいて、それに徹底して君臨しているのが天知茂演じる明智小五郎なのである。

 あの力強い目に射貫かれたらどんな悪党もおちおち寝ていられない。

 多分、クトゥルーの世界にいてもただ一人正常を保ち続けるような超人なのだ。(そこまでいくと、逆に狂気ではあるが)

 こんな人物が、怪人の謎を解くために、何でこんなことをしたのか、どういう経緯で、理由はと、まるで怪人の理解者であるように語り、極限まで近づき、だが本質的なとこでは絶対に怪人の側にはいかないという、確固たる信念がある。

 怪人の一番の理解者でありながら、最大の敵である――美女シリーズは怪人という悪役を描きながらも、それと戦うヒーロー、明智小五郎のかがやきもしっかり描いていてね、推理ものというより、一種のヒーローものという目で見ることができます。

 

 ともかく、おすすめです。

 長くなってもうた。

 ともかく、おすすめ! 以上、蒼ノ下雷太郎でした。