BGM。
新人賞落ちてしまった……また、一次選考で、である。
どうすればいいんだろ。
もう、このままあきらめた方がいいのかな……と、マジ凹みしていた。
だが、そのとき(そういや『チア☆ドル』の感想書いてないや……)ちょっと、関係者にRTされコメントもらって有頂天になって、調子ついていたが……だから、だからこそ……せめて、せめてこれは書いておこうと、改めて最終回を見た。
で、やっぱりというか。何というか。
泣いてしまった。
シャレにならないくらい、泣いてしまった。
俺がシャレにならないというのは、よほどのことだ。例えば、シャレにならない何々、で他ので言うと、シャレにならないくらいブチギレてるってのがある。
これは、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』に出てくるゴジラのことを指す。
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ジャケットをよーく見ると分かるが、このゴジラは白目だ。
もう怒りで正気じゃないのだ。
今作はこれまでのゴジラとは違い、生き物というより、悪霊に近い。確か、太平洋戦争で死んだ大勢の人々の恨みが結集した存在、だったか。
これまでのゴジラは何故日本を襲うのか、というのに具体的な説明はなかったと思う。だが、今作のゴジラは決定的だ。太平洋戦争で死んだ数え切れない人々の魂が集まった悪霊というか亡霊のような存在! だから、シャレにならないくらいキレているのだ。
一応、ゴジラの敵として今作では(元々日本の神話をモチーフにしていたのもあって)バラゴン、モスラ、キングギドラなどが日本を守る聖獣としてゴジラと戦う。多分、バラゴンとか久々の登場だから喜んだだろうね。(やった!! 久々の映画だぞ!!! あはははっ、……うわぁぁっ)だが、今作は歴史上最もキレたゴジラである。
この映画。同時上映があの『とっとこハム太郎』なのに大虐殺につぐ大虐殺で、怪獣達も、バラゴンも、モスラも、キンギギドラでさえ、ボッコボコなんだけどね。
(ここ長いけど、本筋とあんま関係ないので飛ばしていいです……ほんと、すいません)
話題がそれた。
ともかく、シャレにならないくらい泣いたのである。
『チア☆ドル』のストーリーは。
初っぱなから、売れないアイドルとして危うく事務所も倒産寸前でね。
だけど、再起をかけてチアリーディングに可能性を見出し、『SPARKS』に新生して立ち上がるんだ。
だがもう、次から次へと困難が降り注ぐ。
生まれ変わったはいいが、元々やっていたアイドルってのが「応援されたくないメンヘラ系アイドル」ってのをコンセプトにした『病んきーす』だから、そもそも問題児ばかりだったってのもある。
ゲロ吐く奴はゲロ吐くし。
太ってる奴は嘲笑される(ムカツクことにゲロを吐く子も嘲笑される)。
他にも、アイドルなのに好きな子ができたり、元カレとかいたり、他のアイドル系作品だったら御法度な要素ばっか!
それでも、彼女達が打ちのめされて、それでも、と立ち上がる度にこっちの力もみなぎってくるんだよ。
そう、あれだよ。俺には彼女達がロッキーに見えたんだよ。
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スタローン演じるこの『ロッキー』も、どん底まで追い詰められた者の話だ。
言ってしまえば、負け犬のワンモアチャンス物語。
スタローン自身も今じゃ信じられないが、何十回とオーディションに落ちて、もう駄目なのかと追い詰められたらしい。だがそれでも、と脚本を書き上げて映画化されたのが、『ロッキー』だ。
そう、勝てるかどうかの話じゃない。立ち上がれるか、どうか、の話。
どん底まで追い詰められた者が、それでもと立ち上がる話なんだ!
それは世界チャンピオンに挑むときにこれまでの自分と決別し勇気を出して挑戦する――の立ち上がるでもあるし。
文字通り、リングで立ち上がるシーンでもある。
俺には『SPARKS』のみんなが、そのように見えた。
ロッキーだと感じたのだ……。
(具体的にどのシーンがというと、語り尽くせない。城島が嘲笑されてもファンの何気ない言葉がキッカケで奮闘したり、いつもゲロ吐いて内気な皐月がこれまでライバルだったサファリの人との交流がキッカケで下着ドロをブッ倒したりあとライブのに成功したり、他にも遥やカナエとか、岬、恵――もう語りきれないよ!)
いやまぁ、SPARKSの面々が挑戦したチアリーディングの大会に落選し。
もう駄目か……と思ったところで、次の希望につながったのは。
これはまぁ、ちょっとご都合主義と思われるかもしれない。
だがこれは、彼女達のがんばりだけじゃなく、ファンであるあの三人ががんばった結果でもあるから、俺は「よっしゃ!!!!!!!!」と感じられたね。
そう、SPARKSの彼女達は元々が「病んきーす」だからね。どいつもこいつも他では通用しないようなカテゴリエラーばっかりだ。(……あ、いや、カナエとか。他でも通用しそうな子はいるけど。ちょっと、それは置いといて)
それでも彼女達に共感し、応援する人達がいた。それこそ、ロッキーがランニングしてるときに追いかける子供や大人達のような存在だ。人達といってもたった三人――たった三人だが、彼らをここまで熱狂させ、感動させた。不器用で、歪であっても、本気で挑んでたからこそ、彼らの胸を打ったのだ。
それが最後にはSPARKSの面々に希望をもたらし、あのライブにつながったのだからこれはもう泣くしかない! 泣く以外の選択肢など観客にはない! 泣け! 泣くんだ! そして、みんなで号泣して脱水症状起こそう!!
ロッキイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!!!!!!!
(注、我を忘れてる)
……最初は、野尻抱介さんの『南極点のピアピア動画』を参考に感想を書こうと思ったんだけどね。
何か気がついたら、ロッキーに手をのばしていた。
いや、この作品と比較して何々ではない。
ただ、俺が落ち込んでたからだろう。そんなときにはやはり、全人類共通した答えとして、出るものは『ロッキー』しかないのだ。
ロッキーは何作目だよ! ってくらいシリーズが出ててね。ファイナル終わっても、次は『クリード』って新作が出るけどさ。でも、もうしょうがないんだよ。それは。
『ドラえもん』がまだ日本だけじゃなく全世界の子供達に必要なように、大人達(いや子供にももちろん)立ち上がる力、『ロッキー』が必要なのである。『ロッキー』がいらなくなったときは人類が滅ぶときだ。間違いない。
何かもう『ロッキー』を語ってるのか『チア☆ドル』を語ってるのか。分からなくなってきたけど……。
それくらい、『チア☆ドル』はいいんだよ!
ともかく、『チア☆ドル』はロッキーなんだよ!
立ち上がる力なんだよ!!
こっちも、プレミアム会員ならタイムシフトで日曜が終わるまでは視聴できるからね。
あ、いや、最終回は土曜日までだっけ?
ともかく、まだ、……まだ時間はあるから……(ギリギリだけど)、どうか、この文章が少しでも『チア☆ドル』普及につなげられたら、なと思います。
俺は心の中ではあのファン三人の一人のつもりです!
以上、蒼ノ下雷太郎でした!
した!
俺もがんばるぞ! まだまだだ!
次は『カクヨム』に送るの書いてやる!
ロッキイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!!!!!!!
(注、おかげでテンションMAX)