『7start』のを書いてる。カクヨムに送るやつ。
どういうのを書いてるかといえば、番外編みたいなものだ。
この小説ではちょくちょく番外編をはさむ。
それは、松本清張のようなのを書きたかったのがある。
俺は、スポットライトを浴びなかったような人物の話も書きたいのである。
どうも、蒼ノ下雷太郎です。
以前、この話題を理解してもらえず試しにスカイプで直接訴えかけてみたことがありますが。全く理解してもらえませんでした。いや、それはどうでもいい。
ピングドラムのようなことを言うが。
世の中、選ばれなかった奴の方が多い。
それこそ、今テレビに映ってるような芸能人じゃなく、本が出版される小説家でもなく、ファンからの歓声あびるミュージシャンでもない。
何者にもなれなかった者。
そいつらの方が選ばれた奴らより大勢いる。
当たり前っちゃ、当たり前なんだが。
そして、小説や映画――その他何でもに描かれるのは大抵選ばれた者達なんだよな。
そいつが主人公になるべくして物語が進む。
選ばれた勇者。
スターウォーズ、RPG何でもいいけどさ。ほんと、そいつが世界の中心のように進む。
でも、本当はそいつらの物語の隅っこにいる奴にも人生があるんだよね? 本当は?
そういう想いをこめて、『7start』は番外編をちょいちょい書いてる。
その話で主役になるのは本編の主役達ではない――物語のはしっこにいる脇役だ。
一応今も、「小説家になろう」に載せてるのは公開してる。
(番外編もいっしょに載っけてる)
よければ、見て欲しい……いや、本当にうれしいのはカクヨムで公開されてからなんだが。
物語の舞台は地下都市で、主人公達は閉塞感ただよう地下都市を何とか変えようと努力する。
革命というか何というか。
そんな途方もないエネルギーを使う話だから、やはり主役級となるのはとても強い、頭もよい、顔もよい、選ばれた――という言葉が似合うような奴らばっかりだ。
だが――だが実際は、そんな物語の中にもはしっこで懸命に生きてる人がいる。
それをどうしても描きたくて、『7start』の番外編を書いているのである。
(ちなみに、松本清張原作の映画に出てくる登場人物は、どいつもこいつも現実にいるようなサラリーマンやら工場で働くような一般人ばかりである。そう、他の作品じゃ脇役にされそうな人達ばっかりだ)
自分も選ばれたり、選ばれなかったりするけど。
結果だけを見つめないで。
その枠の外にも人がいるってことを、忘れないようにしたいね。
以上、蒼ノ下雷太郎でした。