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蒼ノ下雷太郎のブログ

一応ライターであり、将来は小説家志望の蒼ノ下雷太郎のブログです。アイコンなどの画像は、キカプロコンでもらいました。

ロッキーを、3からザ・ファイナルまで見た

映画 感想

 ロッキーを、3からザ・ファイナルまで見た。

 

 

 やっぱ、いい。

 すごい、いい。

 

 それぞれ、別々のことに挑戦している。

 

 ロッキー3では、ロッキーが偽りの安寧に身を委ねすぎていて、そこからの脱却を望むために挑戦した。その流れで、恩師であるトレーナーであるミッキーが死んだが、1と2で好敵手であったアポロがその代わりにトレーナーになってくれた。

 何と、胸熱。

 

 ロッキー4では、そのアポロが死んでしまうんだけどさ。

 だが、アポロが死んだ理由ってのがボクシングの試合で死んだってね。

 散々やる前に殺されるぞと言われながら、それでも『戦わないなら死んだ方がマシだ』と言ったアポロだから、死ぬシーンは思ったよりかは泣かなかった。すごい大好きなんだけど、アポロ。だから、一番悲しかったのは、ロッキーが葬式で別れの言葉をすごく寂しそうに言ってたことなんだ。

 悲しいよりも、寂しい。

 アポロとしては、あのまま戦わない方が死んでいたのだから、望んだ結末かも知れない。多分、彼なら直接自分が死ぬ未来を見せても挑戦したんじゃないか。だからこそ、悲しさよりももう二度と友と会えないことが、とても寂しそうだったんだ。

 そして、ロッキーは友のために戦いに赴いていく。

 

 ロッキー5は、ロッキー自身の挑戦というより彼の息子や、彼の疑似息子だった弟子の挑戦であった。

 皮肉にも、その挑戦というのがロッキー自身に向かってくるのだが。

 我が子のように愛していた弟子トミーがね、父性から逃れるようにロッキーから離れ、最後には直接バトルまでしてね。

 ある意味、ロッキーにとって最もやりたくない相手だったろうが。

 これまでは勝つことで解放感が得られるロッキーだったが、どことなく悲しさもあるラストだったと思う。

 

 

 ザ・ファイナル。

 大分ときが経って、妻は死に、息子は大人になって会社勤め、自分はレストラン経営。ボクサーでいることは、過去の栄光となっていたのだが――。

 

 五十代なのにボクサーとして復帰して、さらにチャンピオンに挑んでね。

 ともかく、出る言葉、出る言葉がほんと泣けてきて――心は歳を取らないなど、全てが名言のように、宝石のように輝いている。もう、最高。ここまで見てきて分かったけど、ロッキーで最高なのは1や2じゃない。ロッキーは最新作こそが最高傑作なのではないか。

 

 

 立ち上がる意志こそ、すばらしい。

 この世で最も美しい姿を、無駄なく、かつスマートに映像化したのがロッキーなのではないかと思っている。

 ザ・ファイナルのラストは、あのランニングから博物館の階段をのぼってのシーンを――多種多様なファンがマネるのだが。ここでまた、泣けてもうた……。

 そう、ロッキーとはもはや概念なのである。

 作品を越えて、立ち上がる意志を体現した作品。概念――まどかアルティメット! アルティメットだよ! ロッキー!