『学級法廷』読んだ。
子供達の間で問題が起こりまくるんで、お前等、ちょっと自分らで解決せい、と『学級法廷制度』というのが導入された世界観の話。
いや、もっと簡単に言えば、小学生が裁判やるよで済む。
もしくは、小学生版の逆転裁判。
内容はおもしろかった。
子供すぎて感情移入がしにくいし、シリアスな場面も子供すぎて入り込めず、あと過去に殺人があった云々に関してもこの世界観で浮いてる感があるので、そこもどうなんか……。
でも、裁判のどんでん返しや、ミステリーのロジックはしっかりしていて、良かったんじゃなかろうか。
あいつがあの場面で何してたか、真犯人は誰か、敵の能力は何か、とこんなたくさんの要素を詰め込んだ話しもあったが、しっかりと処理していて、シナリオのレベルはかなり高い――が、やっぱ小学生じゃぁなぁ、というのが心境。コロコロコミックだったら、というか。小説だったら即売れっ子だったろうなと思うし……。
話は三巻までだが、打ち切り……じゃないのか? すごい、キレイに話が終わっている。
ストーリーはホント面白いので、(あと絵に関しても小畑先生が描いてるから不満なんてない。『ヒカルの碁』や『デスノート』のね、)おすすめ、です。
以上、蒼ノ下雷太郎でしたぁ。