推理小説を書いてる。やれるだけのことは、しときたいってことでね。
で、今日読んでみて参考になったというか。より、推理小説――いや、ミステリ? まぁいい、この本である。
本格ミステリというと、堅苦しいイメージがあるかもしれない。
だが実際は違うのだ。
知識がなくても楽しめるが、知識があるともっと楽しいというだけのこと。いや、確かに詳しく論じると事細かなルールとやらが存在するが、そんな気にしなくていい。どんな奴だって最初は無知なのだから読んでしまえ――と言いたくなる本である。
いや、こうは言ったものの評論集なので、相当ネタバレもしている。
しかし、ミステリとはなんぞや。何で、こんなルールが必要なのか。など、大変勉強になる。他にもホラー的演出とミステリーの親和性や、青春小説との相性は、などもあり、初心者入門だけではなく、そこそこ読んできた人も勉強になると思われる本である。
……というか、知識云々言ったけど、日本はただでさえミステリードラマが毎回放送され、再放送され、子供向けに名探偵コナンや、たまにじっちゃんの名にかけてもあるくらいだから、そんな心配することないか。ともかく、おすすめです。
以上、蒼ノ下雷太郎でした。した!