エロ小説を書くのは楽しい。
創作活動がストレス発散やある種の解放になってるものは多いが、そして意外なことにそれが評価されやすかったりもする。『進撃の巨人』なんてとくにその例で、吐き出さなければ死んでしまうほどの想いだからこそ、見る人を圧倒するエネルギーにもなるのであろう。
で、エロ小説。
やりたいことが見つからない、仮面ライダー555の乾巧よろしく、無気力で何もないと嘆く者は昨今多いであろう。だから、創作活動に解放などなく、できたとしてもできあがった作品はラップしてチーン程度のものにしかならない。
そんなあなたにもおすすめなのが、エロ小説なのである。
これほど解放の場としてふさわしいものはない。
町山智浩さんが、「誰もがみんな何かの少数派」といったことがあるが、エロなんてとくにそう。大体誰もが人に言えない趣味なんてあるんじゃないか。
そして、それを解き放つには――
どうも、蒼ノ下雷太郎です。
あれですよね、小説書かなきゃっていけないときに、現実逃避でブログ書く。
――てへっ!
久々に映画紹介。今回はニコニコでやってた『禁断の女子刑務所』。
一応、R15となってるが、そんなにエロがあるわけじゃない。
少なくても某とらぶる先生よりかはない。(Vシネよりエロが多いってすごくないか……)
作品は、あらすじにも書いてあるからネタバレじゃないと思うが。一言でいえる内容だ。
一人の女性が、一度の刑務所収監から――出所してもまた犯罪を繰り返し、ずるずると刑務所暮らしを続けていく話だ。
冒頭、馬鹿な男のせいで刑務所暮らしになる。
女子刑務所。
刑務所ものといえば、網走よろしく裸でシャワー浴びたりすんのか。
もしくは、刑務所ものよろしくいじめがあるのか。
それとも、プリズンレイクか? と思ったら、最初の刑務所は大したことは起きない。
極道の妻をかたって、それがバレていじめられた奴を助けた――くらいしかない。
それこそ、某日常アニメのようにうまく過ごしていく。
(これ、刑務所だよね!? と思うくらいに)
刑務所での暮らしは事細かに描かれてリアリティあるから、余計にね。
で、そのまま無事に出所。
どうにか罪を償うのだが――
男のせいで刑務所送りになったのに、その男は違う女とできていて――それが原因で、ヤクに手を出したらしい。(ちゃんとは説明しない)、二度目の刑務所になる。
今度は、最初にたまたまいた昔の後輩はいない。
一人。
初っぱなから、前回他の奴をいじめてたグループに目をつけられ、いじめられる。
抗ったら抗ったで、手足を拘束され収容されるは。
病気になって病院送りになるは――。
で、途中ある大転換が起きて。
主人公は脱走を試みるのだが(ここも、ちゃんと理由があってね)。
ま、最後は結局捕まって、刑期がまたぐーんと伸びて行くっていう……夢も希望もない話。
しかし、だからこそ、この手の話は価値があると思う。
現実じゃない物語だからこそ、夢も希望を描くのが重要なのかもしれない。
確かに重要だろう。
だが、それだけでは駄目だ。現実には、やはり夢も希望もないって一度思い知らないと、戦う術も気力さえも忘れてしまう。
そういう意味で、中々よい映画だった。みつお。違った、蒼ノ下雷太郎でした。
した!