昨日、バイトに行く直前に返し忘れたレンタルDVDを見つける。
このときの俺の反応は、もう想像にお任せするとしか言いようがないのだが。
仮面ライダー剣という名作を知っている人がいれば、『ダディャーナザァン!』という状況だ。信じた瞬間裏切った、返したと思って信じてたのに汚い俺の部屋からひょっこり現れた心境だった(まんまやがな……)。
しかも、その映画とやらがフランスの駄目男を描いた映画でね。
いや、映画自体はおもしろいんだけど。
終始駄目男の映画で、最初は自分の子どもを売ろうとして、最後は警察に捕まって、というろくでもない話なんだが、でもこの主人公ってどこかで見たことあるような――フランスなのに、日本で見たことあるような、普遍性のある映画でもあってね。そういう意味で、おもしろく見られたんだが。
あの駄目男、延滞料を取られやがった!!
あ……いや、悪いのは俺なんだけどさ。ぐすっ……千円ぐらい延滞られた。すごい、落ち込んだ。
何だろこの、悪いのは自分なんだけど、払う必要のない出費があって、この憤り……俺は何に反抗すればよいのか分からなくなる。いや、何を言ってるのだろう俺は……?
できるなら、バイトはじまる前に返せればよかったんだけどね。
気付いたのが直前だったし、返しに行ったら絶対間に合わなそうだったんで……くそぉ。一日分、余計に延滞られた。いや、気付かなかったのが悪いんだけどさ。でも、これが好きなアニメや映画のDVDなら許せるが、駄目男のDVDで……ぬぅ……。
まぁ、馬鹿男の日常はどうでもいいか。
カクヨムしめきり、今日である。
正確には日付が変わる前――か。
一応、投稿したい小説はすでに全部投稿し終えた。
(プロローグだけも多いが)
問題は『7start』がどこまでいくかだね……。
今カクヨムに載せてる分は全部校正して、最後に冒頭をもう一度確認しておきたい……。
今日も、北大路魯山人の『現代茶人批評』を書き写ししていたら。
起居動作、用語の弁、いずれも彼らだけのいとも小さな世界にだけ喜ばれる常套(じょうとう)語をもって、十人が十人紋切り型の交語が飛ぶ。それは声色の声色であり、声帯模写のそのまた声帯模写である。個性のひらめきを持ち合わさない人々、こんな習わしを不思議としない虚脱趣味の世界、これがお茶の道と心得られているのが現代茶人である。
という、文章があった。
これは、俗欲におぼれモノに執着したり、どうでもいい自慢などする輩がいるから、いつまで進歩しないって文から抜粋したんだが……。
あぁ、だから千利休とかあまり好きじゃないのかな、と邪推してしまう。
それを考えると、迂闊に反論できない。
俺も、正直言うと紋切り型は嫌だ。何がいいのか、さっぱり分からない。そんなものより、自分だけの何か。突き抜けた何かを書いた方がいいんじゃないかって思う。
……いや、今の時代はそんなの求めてないのかもしれないけどさ。
でも、駄目、駄目、駄目――ひたすら、<KEEPOUT>されたまま、立ち往生するのだけは勘弁だねぇ。
あってないような小説を書くぐらいなら、書く意味がないんだよ馬鹿が。
……何か、言いたいこと言いすぎな気もするが。
……あれ、だよね。俺、しょせん三流ライターだから、怒る人がいないこと……(ぉ
あぁいや、まぁ、実際本心だけどさ。
ともかく、カクヨムでは好きなこと書きたいよ。
以上、蒼ノ下雷太郎でした。