ゴダールの映画史を読んでいた。
別に、小難しくて底の深いもんでもない……と思う。
本当はゴダールの映画を全部見てるって奴が読むのだろうが、生憎、近くのレンタルショップじゃ限られるし、図書館でもお前さんはないんだ。ごめんね、『気狂いピエロ』と『勝手にしやがれ』ぐらいしか見てないよ。
全部映画を見てなくても、考え方はおもしろいのでつまらなくはない。
感化と表現。
何かを取り入れることと、何かを出すこと――この二つが頻繁に登場し、印象的だった。
それでいて、登場人物をどう描くか。例えば、何気ない街中の日常を映すにしても――と興味深い。アメリカ映画はぐちぐち……トリュフォーはぐちぐち……興味深い。いや、ぐちぐちと言っても押井守ほど言ってはないので、そこまで気分を害することはない。
たまにはフランス映画の息吹がかかったものが読みたいとなったら――息吹というか、その息吹を吐いた人のを、読んでみればいかがでしょうか。
しかし、うちの近くのレンタルショップ。
何故か特撮とフランス映画のDVDが疲弊しすぎて、全然見れないのが多いんだよな。
いや、特撮は子供が見るだろうから分かるけど。
何故、フランス映画?
『愛の嵐』単体なら分かるが、何だろうか、小難しいことでも語りたかったのかな。
ともかく、以上。蒼ノ下雷太郎でした。
した。