ギンティ小林さんの『新耳袋 殴り込み 第二夜』を見てたら、怖くなって死ぬかと思いました。チキン雷太郎です。
いや、前回は最後まで読んでたら急に写真が現れてね。
それがまぁ、怖かったから。今回も来るんじゃないかと身構えてたら来なくて……で、その割にはサリーさんの話が耳に残るというか目に残って、頭の中で恐怖で悶え苦しんでた。
散々怖いと言ってるが、アホなシーンも満載なんだこれは。
怪異の噂を聞いてある高校にたずねたら、今はそんな噂まったくないと知らされ途方にくれて、しかもそのとき持っていったカメラがハメ撮り用のを借りたから、もし捕まったら色々な意味で言い訳ができなくて、てか撮ってる方の見た目もかなりアウトで、でこんなリスク背負ってまで探しても何もなくて、最終的に小学生に怖い話を聞かせてトラウマにしただけで帰ったっていう――ロクでもない大人で。
いや、しょうがない。元は映画秘宝なのだ。映画秘宝がロクな大人をしたらそれこそ詐欺ではない。そこにこそ人々はロマンを求めたのではないか。言ってる俺もわけ分からんが。
他にも、カメラのバッテリーライトが屋敷のガラス戸に反射したのを見て、捜索隊が阿鼻叫喚するとか、ほんとアホやってるとこは非常にアホなのだ。
でも、逆に怖いとこはとことん怖いっていうね。落差がひどいんだけど。もう詐欺だよ。小学生にトラウマ植え付けて、ウキャキャキャ笑ってたとこに、急にシリアスなったりして、こっちまでトラウマ植え付けられたりとか!
おかげで、寝るときは恐怖につつまれながらであった。怖いのでTENGAのポッドキャストを聴きながら眠る。ケンドーコバヤシさんのやってる番組である……うるせぇ、怖いんだよ! じゃあ、見るなよと言う人がいるかもしれないが、怖いものって大抵は怖いけど見たいって人が見るものなのである。だから俺は悪くない(球磨川)、以上蒼ノ下雷太郎でしたぁ。した!