蒼ノ下雷太郎のブログ

一応ライターであり、将来は小説家志望の蒼ノ下雷太郎のブログです。アイコンなどの画像は、キカプロコンでもらいました。

実績というか受賞歴など

そろそろ、公開できる実績は載せておこうと思って。

 

受賞歴など


第 5 回「文芸思潮」現代詩賞 奨励賞 受賞


第 1 回小説の王子新人賞 佳作 受賞
ケータイ小説、恋愛モノ、女性向け)

 

・現代詩などの雑誌掲載

ココア共和国11月号 佳作 掲載(2022年)
ココア共和国3月号 佳作 掲載(2023年)
ココア共和国6月号 佳作 掲載(2023年)
ココア共和国9月号 佳作 掲載(2023年)
ココア共和国10月号 佳作 掲載(2023年)
ココア共和国12月号 佳作 掲載(2023年)

ココア共和国2月号 佳作 掲載(2024年)

ココア共和国3月号 佳作 掲載(2024年)

たびぽえ  〈Tabi-POEM〉掲載 (2023夏号 VOL.6)

 

 

小説投稿サイト エブリスタのコンテストなどをキッカケに書籍化の際に共著で作品掲載されました。

三冊の共著に載っております。
『ためしに怪談きいたら、やっぱり幽霊いるし怖すぎた。』
『百物語 サカサノロイ

(上二つ、ともに怪談もの)
『5 分後にキミのひと言ではじまる恋』
(恋愛モノ)

 

・また共著などには載っていない受賞。

エブリスタ妄想コンテスト、テーマ「泥棒」 佳作受賞
「家族にドロボウされた」

(サスペンス)

家族にドロボウされた - 小説投稿エブリスタ (estar.jp)

 

~怖い話を聞かせて似~ 佳作 受賞

~怖い話を聞かせて似~受賞作品発表 | サバミリマップ (savag.net)

 

自費出版
『誰かがいたかもしれなかった場所

 

ゲームシナリオ製作

「For Happy Mind」 第一章 シナリオ担当しました

 

PLAN75感想(多少ネタバレあり) ひさびさにブログ書いたよ

 ひさびさに、ブログを書く。

 

 多少、変わってんね。最近あの場所を通らなかったけれど、久々に通ってたら前よりちょっとだけ良くなった感じに思えるけれど、どうだろう? 違うのかな? 違ってないのかな。

 ま、アマゾンプライムで映画見たんで、感想書きたいと思う。

 

 『PLAN75』。

 ようは、姥捨て山の現代的に置き換えた話です。これもSFに入るのだろうか。

 いくら過去にあったことだとしても、それを現代に置き換えたところで違和感があるだろうと思うかもしれないが、役者の演技とか演出だけじゃなく、多分映画以外の要素もあって、非常にリアリティあるように見えるんじゃないだろうか。十分、センシティブな内容かもしれんが。

 

 話は言ってしまえば、老人がPLAN75を選び、死んでいく。

 端的に言うと、こんなにもあっけなくなってしまうものである。PLAN75というのは、75歳以上になった高齢者に対し、死ぬ権利を与える制度らしく。

 最初はそれを選ばずに、職場には同年代の同僚もいて、がんばって生きていく登場人物も、次第に絶望し、PLAN75を選んでしまうという。

 この人物を演じてるのが倍賞千恵子で、男はつらいよの妹さくらでおなじみにあの人だ。あの映画を見てきた人からしたら、「……ちょ、ぁ」となるのは必至。

 現代でも75以上で働く人は増えてきてるけどさ。倍賞千恵子さんが演じてる人物は、同僚が仕事中に倒れて、それをきっかけに同年代の仲間全員辞めることになってしまう。

 辞めるときは若い人達に花束を贈られるが。

「あたし達も倒れると思ってるんでしょ」と会社に恨みを吐いたり、「あの人も何も職場で倒れなくてもねぇ」と愚痴をこぼしたりする。

 他の人達は孫の世話になったりと行き先がある人もいるが、物語の主人公的な立場に近い人物は、夫は先立ち、子供もおらず、行く場所がない。

 仕事先を探すも、老人を雇いたいとこはどこもなく、仕事がなければ明日暮らす住居も困る始末。

 もう、どうすんべかなぁ。的に食糧配給(だよね?)をやってたとこで座ってたら、磯村勇斗演じる人物に、おすそわけをもらう。

 皮肉にも、この場面で(あぁ、私は施しを受ける側なんだ)と自覚し、PLAN75を選んだっぽいのが、ほんときつい。

 

 物語は淡々と静かにゆっくりと進む。

 画面構成もよく考えられ、映像美もある。

 だが、描かれるのはものすごくグロテクスだ。

 進行スピードは象が歩くような速さだけど、音をあまり立てないくせに、肝心なところでは立てるし。象の強烈な一歩一歩のような衝撃が、至る所で受けてしまう。

 

 倍賞千恵子さんが演じる人物も、PLAN75を最初受け入れるようには見えなかったんだ。何せ、倍賞千恵子さん。目に力強いものも感じられるし、だから、男はつらいよでもあの豪快なトラさんの妹を演じられたんだと思う。

 だが、今作にはトラさんはおらず、ただただ無慈悲な現実が待ち受けるだけ。

 次の引っ越し先を探すも、担当の人の「ですよねー」「そうですかー」と感情の欠片もないような対応とか、職業安定所のPCで仕事を探そうとするもそもそもPCの扱い方に慣れておらず、隣のにーちゃんに聞くこともできず、職員の女性に聞いたらやけにぞんざいな扱いだし、「こしょうじゃないですねー」と、75歳以上の仕事が〇件であることもそのまま伝える。

 この、淡々とした描写がもう、ね。

 ほんと、吐きそうなんだけど吐けないっていうか。

 うんことか、ゲロとか(食事中だったら失礼)、そういうの一切見せてないのにグロいんだよ。ほんとに、グロすぎる。

 

 これらは最後まで徹底していて、最後に少しだけ救いのように綺麗な光景が映るんだけど、冷静に考えるとそれは弱者が出した最後の一撃でも、反撃でも何でもなく――ただただ、無慈悲なんだけど。

 でも、こういった映画というか――物語は、必要だと思うんだ。

 というか必要じゃない物語ってあるのかって話だけどさ。

 こうやって、現実にもしかしたらこういうことあるかもよ? いや、実際にあるんです! って作品で語るとさ。

 社会派、と偉そうに囃し立てられたり。

 もしくは「意識高いですねwww」と草生やされたりするかもしれないけど。

 別に作ってる人は世界を変えたいとか大層なこと思ってねーよ。俺だって見向きもされないけど、そういうの書いたことあるけど。

 でも、見て見ぬフリできないじゃん。現実にこういうことあった、残酷なことあったってさ。それを、なかったことにはできないじゃん。完璧に存在しないファンタジーなんて、作りようがないんだよ。

 

 PLAN75に出てくる登場人物も、自然とにじみ出る誰かの叫びよろしく、システム側でも何らかの行動をする者が出てくる。

 それが、磯村勇斗さん演じる人物だったり、外国人労働者の役を演じたステファニー・アリアンのマリアだったりするけど。

 磯村さんは、やっぱいいね。

 仮面ライダーゴーストから見てるけど、アラン様のときからそうだったけどさ。「静」と「動」の差というかさ。

 こう、静のときはほんとに無機質で人形みたいなんだけど。

 動のときは、ほんとに急に命が宿ったかのようにギャップが出てくるんだ。

 PLAN75では、システム側の人間――PLAN75を推奨する役所側の人間として描かれるんだけど。最初はシステマティックに役所仕事してたのが、自分のおじが出たときに変わらざるをえなくなってね。

 他にもコールセンター、PLAN75の受付をする仕事の女性も出てきて、この人も言ってしまえば死刑執行人というか、死の受付だからね。やっぱ、徐々に壊れるというか。ひずみが生まれてくる。

 どんなにシステムで動かそうとしても、それをやってるのは人間達だから、機械のようにはなれない。

 そういったのが、PLAN75を受ける倍賞千恵子さんの役、それを推奨する役所側の磯村勇斗さんの役、以前は老人介護をしてたけど今は娘を探すために金が必要ってことでPLAN75の施設の従業員役を演じるステファニー・アリアンらによって、色彩豊かに、でも実はどれも黒や白、灰色で構成されていて、ほんとにすごい映画だと思った。

 

 姥捨て山は、過去にも物語になってるのはいくらでもあるけど。

 映画では、これも印象的だった。

 いや、表紙は姥捨ての話には見えないかもしれないけど。

 でも、最後のシーンで高齢の母を捨てる緒形拳さんの「おかぁぁぁっ」ってのがね。もう、きつくて。母親の方は覚悟ガンギマリなんだけど。息子は、最後の最後になっても、そんな風にはなれない。彼が、捨てた側なのにっていう。

 

 

 別に、弱者を見捨てられないとか大層なことは言えないし。行動もしてないし。ただ、映画見て感動してるだけの人間で、これに何か多少影響受けて作品を書くかもしれないだけ、な人間です。

 別に、偉そうなことを言う気はありません。「日本を変えなきゃいかんのだよ!」とかね。

 ま、でも、とりあえず色々な言葉を置いといて。

 とりあえず。

 三度目の、とりあえず、見てみたらどうでしょうか? って映画です。

 明るい作品もいいけど。

 たまには、どん底に落ちる映画もいいんじゃない? 明るいのが全てってわけじゃないでしょうよ。

 オチがあるようでない感じになってしまったが。

 ともかく、映画の感想でした。

 以上、蒼ノ下雷太郎でしたぁ、した!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミセス・ノイズィを見てきて、どえらい人が来たと悟る

  映画、見てきた。

 


『ミセス・ノイズィ』予告編

 

 水曜日はサービスデーだし。

 かーずspさんだっけか。そこで、伊集院さんが紹介してたのを紹介してた、よく分からない感じになってるけど、評判だと聞いて。

 で、ともかく、行ってみたのだ。

 

 

 これがもう、超絶おもしろかった。

 どんな語彙力してんだよと思われるかもしれないが。

 もう、世間体はどうでもいい。

 ともかく、おもしろかったのだ。

 

 出だしから主人公に感情移入して。

 場面が二転、三転もして。

 ちょ、え、もう止めてっ! と、極上のジェットコースターのように振り回され、「ええええっ、これ、どう着地すんの!?」「そう来たかああああああああっ!」と、最後は納得のラストを迎えていた。

 いや、これの元ネタが『騒音おばさん』って。

 ここから、社会派を感じさせ、かつ泣いて笑って、最後は「うわあああああああっっ!」とガッツポーズ取りたくなる映画だとは思わなかった。

 てか、誰もが予想できないだろ、これ。すさまじい。

 

 ここ数年見た中で、まちがいなく、一番の作品でした。

 あれか。

 『ゴーン・ガール』見たとき、監督にまんまと心をわしづかみされたまま、最後は「えええええええええええええっ!?」と驚愕させられたが、あれに近い。

 

 終始、この映画は超ベテランが撮ったんじゃないか。

 てか、監督デヴィッド・フィンチャーじゃないんか。デヴィッド・フィンチャーが来日して、つい、日本で撮っちゃった、じゃないのか。ものすごいぞ、ほんと。

 

 

 帰りの電車でも映画見た余韻につつまれて、(あれだけ面白い作品があるのに。俺は何をしてるのだろう……)と落ち込んでしまった。とほほっ。

 

 映画館はこの時期だが、満員で。

 見てる間も、ぐすっ、と泣いてる人もいた。(別に、感動的な音楽を流すシーンはない)小さい映画館ではあったけど、あそこまで観客の心を振り回す作品ってそうそうあるもんじゃないよなぁ。

 あぁー、くやしい。

 

 また、俺が見た映画館では、キャストの方が『マスク』をおみやげにくれた。

 ほんとは、このときに「おもしろかったです!!」と言えばよかったんだけど。

 申し訳ない、そんなコミュ力、俺にはなかったんです。ごめんよぉ。

 あの、おばさんの旦那さんがマスクくれて、内心「おっ、生きてた!」と思いました。すいません。いや、最後らで出たけど。いや、こんなこと思う余裕はあったけど、言葉は出なかった。申し訳ない。

 

 ともかく、久々にどえらい人が出てきたな、と。

 こんな時期でタイミングが悪いかもしれないけど。

 でもこの作品、来年アマゾンプライムで配信、金曜ロードショーで放映、と言われても全然不思議じゃないぞ。てか、そのぐらい起きないと世の中おかしいぞ!

 そのくらい、素敵な作品でした。

 

 

 俺も、面白い作品を書きたいなー。

久々にこういう体験ができたのはおもしろかった(十三機兵防衛圏 感想)

 今、小説を書いている。

 

 最近、サイバーパンクがやたらとなじむようになり、書いてるのもその手のものだ。

 サイバーパンクは企業と民衆、圧政される側とする側を描き、日本では逆に警察の側が主人公になり、体制側にいたりもするが、やはり自分の世代がサイバーパンクどんぴしゃというか、その影響を受けた日本のSFに影響を受けた世代なので、胸にドンッと来るものがある。

 

 俺だけじゃなく、クリエイターというのはそういうもので。

 自分の世代に流行っていたものに影響され、それを作品に出すものだ。

 とくにそれが強く見受けられるのが、去年の終わり頃に発売された。

十三機兵防衛圏 - PS4

十三機兵防衛圏 - PS4

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: アトラス
  • 発売日: 2019/11/28
  • メディア: Video Game
 

 

 いやもう、各所で絶賛されてるとおり、すごいおもしろい。

 

 正直、俺がここで紹介するまでもないのだが。

 基本は、三つに分けられている。

 

 一、ノベルパート。

 二、バトル(タワーディフェンス型の)

 三、用語や時系列の載ったリスト

 

 三は、一と二をクリアしながら、順次に進めていけばいいのだが。

 ほとんどは、このノベルパートとバトルを交互にやっていくようになっている。

 交互にやっていき、埋まっていくのは情報だ。

 正直、最初やった段階では謎が多く、何が何だかという話なのだが。

 しばらくやっていく内につれて、物語の骨子が見えてきて、さらにそこにある隙間が気になっていき、気がつけば、終わるまで続けてしまうという欲求が生まれる。

 

 こう、ゲーム内における物語、世界観だったりが主体となるのは、これまでも色々あったが。『ひぐらしのなく頃に』なんて、俺はドンピシャの世代で、コミケに並んで買って、翌日メロンブックスで普通に売ってるのを見て愕然とした記憶がある。しょうもない記憶だが。

 

 久々にこういう体験ができたのはおもしろかった。

 ノベルとバトルを進めていくのはあれだね、ひぐらしの続編が待ちきれず、考察板で必死に情報をかき集めたのと似てる気がする。

 

 ただ、個人的には惜しいなという感じるのもあって。

 いや、これはただの個人の意見だが。カップリングなど、妄想の隙間なるものがなく、物語上でほぼ確定してるのがなぁ。ちょっと不満っちゃ、不満なんだけど。

 終わりまでやれば分かるけど、確固たる物語がちゃんとあって、他のゲームのように、このキャラとキャラは付き合ってるだの、妄想する隙間がないんだよね。ほら、ファイアーエムブレムとか! あーいうのがないんだよ!

 まぁ、作品の性質上、しょうがないというか。そういうゲームではないといえば、それで終わりなんだけど。

 

 

 しかし、ここまでSF要素をつめこんで、中には相殺してしまう要素もあったり、(無茶した感はあったが)全てつみこんだのはすごかった。

 タイムリープだけじゃなくアンドロイドや平行世界、仮想世界、もう何でもござれだ。

 最終的には、ちゃんとSFとして、というかジュブナイルSFとして完結できていたのも壮観だ。

 

 

 ふぅ、がんばって、仕事して買った甲斐があったよ。

 以上、蒼ノ下雷太郎でした。した!

明確に濃厚で強烈な油絵として(『パラサイト 半地下の家族』感想)

 仮面ライダーの映画から、それほど時間は経ってないけど。

 すごい、久々に映画館に行った感覚だった。

 以前は一ヶ月に何回も行ってたんだけど、お金がねぇ。交通費でも、それなりにいくからね。うん。

 

 お目当ての映画は、最近話題のあの映画だ。

 外国の章、それも世界の中心的なアメリカのアカデミー賞を史上初だというのだから、そりゃ、みんな注目しますよ。

  館内には、老若男女、まだ学生ぐらいの若い子から年配の客まで幅広かったです。まだ、映画を見る世代はこれだけいるんだね。じゃあ、普段はどこにいるのって話だけど。

 

 ポン・ジュノの『パラサイト 半地下の家族』見に行きましたよ。

  ポン・ジュノ監督というと、パッと思いつくのは『グエムル』や『母なる証明』か。

 この前、ポン・ジュノ監督がやったってことで、『スノーピアサー』という映画も見た。これは、アマゾンプライムでやってたんだけど。

スノーピアサー(字幕版)

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  • 発売日: 2014/06/07
  • メディア: Prime Video
 

  おもしろい映画だった。

 原作はヴィジュアルノベルだって。

 あらすじは、文明が荒廃し氷河期となった時代に人類のほとんどが列車に詰められた世界が舞台で、貧困層や最後尾に裕福な者達は前の方で暮らしていて、これらは一生変わることのない役割といわれ、最後尾の者達は長い間、苦渋の生活を強いられてきた。

 だが、ある日を境に反乱が起こるんだけど。

 って話だ。

 

 

 ここら辺の設定は、パラサイトでも続いている。

 昔、何の本で読んだかな。

 是枝監督の作品にも似たようなシーンなかったっけ、体臭など、目に見えないけど誰もが気になるものが、重要になるのが辛かったね。

誰も知らない [Blu-ray]

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 パラサイトのあらすじを語ると。

 

 半地下、家が半分だけ地下に埋まっていて、窓からは半分だけ道をのぞけるって住居に住む家族の話だ。

 その家族は、ほぼ内職だけで食ってるのか。スマホはあっても他人のWi-Fiにタダ乗りして、日中もひたすらピザ屋の箱を折って畳んでの日々。

 だが、長男が友人の紹介で家庭教師のバイトやってみたいかと誘われる。

 長男は大学に行ってないのだが、友人や家族の助けで(犯罪ともいう)家庭教師に採用される。調子に乗った彼は、雇われ先の豪邸の娘以外にも、弟も教師を募集してると聞き、妹もここに来られるのでは、と考える。

 

 で、ま、あとは題名通りにテンポよく進んでいくのだが。

 途中から、観客が驚くような展開になる。別に驚天動地とまでは言わない。ある程度は展開が読める内容だ。しかし、テンポが良く、豪邸の家に寄生することになった家族にも夢中になってしまい、気がつけば、最後は悲しい気持ちになってしまった。

 

 テンポよく話は進み、エンタメとしてのゲラゲラ笑えるコメディや、ハラハラさせられるサスペンスが盛り込まれ、それだけじゃなく、世界中で問題となっている貧困、格差問題もえぐってくる深い内容。

 こりゃ、受賞するよなぁ。と納得させられる内容だった。

 

 個人的に「ん、あぁ」とうなったのは、ある人物がキレてある行為をしでかすところなんだが。

  その動悸も、下手にクチで説明したりはしないんだよね。

 本当に絵だけで、登場人物の表情や雰囲気だけで伝えてくる。不鮮明な繊細な水彩画ではない、明確に濃厚で強烈な油絵として。 

 

 

 水の災害が多いこの国では、このパラサイトのある場面は共感したんじゃないか。俺も去年、近くの小学校に避難したよ。

 ともかく、見るなら今、って映画でした。

 以上、蒼ノ下雷太郎でした。

夢はあきらめませんが!(「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」 感想)

 昨日、バイトの帰りに風邪引きましてね。

 前日家に帰ってからも本を読んだり映画見たりと、ハッスルしていたせいもあるのか、若干目が痛いというか、頭痛の感じがあったし、昨夜はもう、うなるほど頭が痛かったのですが、とりあえず、今は大丈夫です。

 あれだね、もう歳なんだろうね。

 寒い中、何時間も屋外で立ってる仕事ですが。

 昔だったら、それでも耐えられましたが。

 二十代も終わると、段々と耐えられなくなっていく。

 本を読むのはまだまだ大丈夫だけど、肉体労働のあとは辛いかなぁ。

 

 ま、でもね。

 お金をかせぐため、仕方ないんだけど。

 お金がないと生活もできないよね。

  風邪薬を買うのも、またお金がいるっていう。とほほ。

 

 聞く人によっては、世界残酷ホラーなみに怖いこと言っちゃいましたね。

 どうも、蒼ノ下雷太郎です。

 

 まーた、間をおいて書くことになっちゃいましたが。

  どうしても、マメに書くのが苦手なのかね。

 ライダーの映画もずっと前に見たし、そのこと書こうかな。

 公開されて、次の日曜日に見に行ったんだけどね。じゃ、すぐ書けよって話だけど。

 でも、百合SFのにチカラ注いじゃっててね。


ゼロワンとジオウが激突? 劇場版最新作「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」特別映像公開

 

 「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」

 おもしろかったです。

 最後のジオウは、オリジナルキャストが勢揃いしてグランドジオウに変身だ! という夢を未だにあきらめきれない雷太郎ですが。(い、いつか……細川さんや水嶋ヒロさん、オダギリジョーさんもいっしょに…)ま、でも、今回は主演二人の物語ってことで、すっきりしてて良かったと思います。

 夢はあきらめませんが!

 

 ドラマ終了後のジオウの世界に、突如異変が起こり、それによりゼロワンの世界にも妙なことが起きて、アナザーゼロワンが出現するという。

 

 こうして、ジオウの奥野荘とゼロワンの高橋文或を並べると。

 二人ともかっこいいというか、二人の良さがしみじみ出てて良いよね。

 奥野は、すごいさわやかなんだけど、魔王のような禍々しさもどこかあって。

 高橋は、喜怒哀楽の表情一つ一つがおもしろく、感情移入もしやすくて、だからこそ、彼の奮闘に感化される。

 

 今回はすごくシンプルに話がまとめられて、もう予告で使われていたあのソウゴの言葉に集約されてるんだけど、それが一年がやってきた20人目のライダーであるソウゴだからこそ言える台詞であり、そして、『祝え!』をあえてなくして、さわやかな祝福を受けたライダーが、ここで道を決めるっていう。

 昔、平成二期でその役目を担った『仮面ライダーW』がありましたが、あれに近いですね。

仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド MOVIE大戦 2010 [DVD]

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  • 発売日: 2010/05/21
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 あれから、ディケイドのツカサと、Wの翔太郎が共演する度に、感極まるのですが。

 

 

 一つの時代のはじまりと、終わり。

 でも、だからって気張る必要はなく。

 これからも生まれる、新たな者達が、それぞれ礎になるんだ。

 

 というようにね。

 で、シンプルなテーマってのは悪いことじゃなく、シンプルだからこそ、より胸に響くものがあってね。うっ、と泣いてしまいましたよ。

 これからも、ライダーを見続けよう。

 

 以上、蒼ノ下雷太郎でした。

 こんな時間に起きてどうしようと思いましたが、とりあえず、ブログ執筆で。

今回、第2回百合文芸に応募しまして

 この前、仕事をやめました。

 といっても大分前になるのですが。

 今はティッシュ配りの仕事をして、食いつないでおります。

 一応、歩合制じゃない方なので、がんばればお金はもらえるのですが。

 革靴で長時間やると、足の感覚が変になりますね。いえ、これぐらいで何愚痴ってんだ、と言われるかもしれないですが。

 

 どうも、あけましておめでとうございます。

  遅いですね。

 蒼ノ下雷太郎です。

 

 今回、第2回百合文芸に応募しまして。

 これまた、報告するの遅いですね。

 

t.co

 

 

 百合ものは過去に何回か書いておりまして、今回はSF風味で書かせてもらいました。

 あらすじ、としましては。

 

 2045年の日本が舞台です。

 日本のGDPは7位に転落、産業は衰退し、高性能AIによりホワイトカラーも仕事を奪われる時代です。

 主人公、比嘉カオルはVRゲーム『R弐=世界』をプレイする女子高生です。

 このゲームはEP(イー・ポイント)というエネルギーを消費し、戦います。これは仮想通貨としても世界中に浸透しており、彼女はお金目的でプレイしていました。

 しかし、プレイするにはあまりに過酷な仮想世界で、ともかく腕や知恵がものを言います。他のMMORPGのように誰でも強くなれるわけじゃなく、プレイヤー自身のチカラだけで戦います。

 彼女はそこで、からだを売り、その途中で騙し討ちをして生きてました。

 毎日、自身の存在に頭を悩ませる日々。

 そんな中、最強のプレイヤーの噂を聞きます。

 マゼンタ。

 自分のような卑怯な手を使わず、かつ、大手のチームに入らない、単独で仮想世界を震撼させる。

 彼女はマゼンタを調べていく内に、より仮想世界にのめり込んでいき……。

 

 

 といった具合です。

 いろんな要素が入った百合SFですが、どうかご覧あれ。

 

 

 以上、蒼ノ下雷太郎でした。

 あぁ、しまった。時間がない、早く支度をしなきゃ。