頭痛い……映画観てきたけどさ。
正直、『X-ミッション』、微妙だったな……。
食品添加物を疑うようであれだけど、CGっぽいのも結構あったよね?
冒頭の金を空中でばらまくとことか、山から飛び降りるのもそれっぽいシーンあったし、てか滝から飛び降りるのだってあれそのまま撮ったらさ――他にも最後の波とか。色々言いたいこと山ほどあるけど。あと、捕鯨とか。いやもう、おいとこ。これ語ると長くなるし。
いやまぁ、何かの肉を食うのがいけないなら。
それ、アフリカの動物とかにも言うつもりなのかね?
ライオンに草食動物喰うんじゃねぇよ、というのか……と考えてしまうが。まぁ、おいとこ。うん。でも、こういうのに違和感を見ちゃうんだよな。
どうも、蒼ノ下雷太郎です。
違和感というと、俺が最近抱いてるものは某サイトで勢力が二つに分かれてそうな……こととかかな。ん、ぼかしていこう。
個人的にはどっちの言い分も分からないじゃ……いや、上位のは分かりにくいけど。あ、言っちまった。まぁいいや。
でも、正直どっちにも違和感はあるんだよな。
確かに複垢してる奴はいるんだろうさ。でも、全員が疑い濃厚っていう言い方はどうかな……とか。
その疑われた方も、何だかんだでレビュー推薦するしさ。
レビューしてない人はどうなのかね。そういう人はプロフィール見れば一発でも分かるんだよ? ということ言っててさ。
レ ビューしてもらいたい人はまず自分からしなさいって、そういうことするから取り締まられるんだよ馬鹿! レビューはみんなの自由だろ! したい奴はすれば いいし! したくない奴はしなくていい! レビューもらいたい奴は、レビューして云々じゃなくて、良い作品を書くことで~って考えでいいと思うんだけど ね。
こう、二つの勢力が対立するって、俺ほんと大嫌いなんだよね。
で、自然と俺が好む作品ってのも、二つの勢力に挟まれた主人公が――ってのが多いんだ。
それは『7start 2.0』にも影響を与えた『池袋ウェストゲートパーク』だったりさ。
他にも昔ジャンプでやってた『D.Gray-man』、あとジブリの『もののけ姫』もそうだし。
どちらにも行き場所がない主人公ってのがね……これがまた、作品によってどっちにもつかないからこそ、己の道を行って、和解の道を探ったり、もしくはそのまま負けたりってのもあるんだろうけど。
あと、個人的におすすめしたい映画があって、それがコレである。
台湾映画。
まぁ、日本が統治してた頃の話なんで、けして良い気分になるわけじゃない。
だけどね、だからって何も知らないでってのもどうかと思うし。
あと、作品の内容としては十分におもしろい映画である。
資源目的で台湾を占領するわけなんだけど、ま、この当時の日本ってほんとに貧しかったらしく身売りも平気で行われていたようだ。
ここら辺は『戦争と人間』や、あと多分だけど『ゴールデンカムイ』は、何でそうなったのかの片鱗が見えると思う。
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いや、どんな理由があろうと統治される側としてはたまったもんじゃない。
俺は政治の事なんて語る気はないから、冒頭の説明は以上。
『セデック・バレ』はどういう映画かというと、ある抗日暴動を描いた作品である。
ん、まぁ、日本人の学校が襲撃されたやつなんだけど。具体的に名を出すと、霧社事件。
子供も女性も容赦なく殺した事件だ。
正直、俺が日本人ってだけじゃなく、誰が見ても目をそむきたくなるものだと思う。
で、この映画はその通りに撮ってる。
どうして事件が起きたのかを精密に描いてはいるんだけど、どっちの勢力もさっき言った言葉――違和感があるんだ。
それをちゃんと描いた映画なんだ。
やはり、統治する側は傲慢で支配的だし。
だけど、される側は死生観が特殊だから暴動事件で女・子供を殺害するし、足手まといになるからって自分らの女性達も自殺だっけか。するし。
どっちにも違和感がある。
……ま、きっかけは日本側なんだけどね。んぅ。
で、ここで俺が気になったのは、この二つの勢力にはさまれた登場人物だ。
具体的に言うと、日本側に就こうとした先住民がいたんだね。
彼らは日本の近代化を信じ、日本側に就くんだけど。あまりにもやってることが横暴すぎる。
だから暴動事件に多少の協力はしてんだけど、その結果が――。
最終的にはこの人達は映画で自殺してね。『俺達はどうなるんだような』『自由な魂になりたいな』だっけか。言って死ぬんだ。大分前に見た映画だから、記憶が薄れてるが……。
俺が描きたいのは、どっちにも居場所がない。
いたくない、――こいつらのような主人公なんだよ。
『7start 2.0』の九鴉ってのが、そういう奴なんだ。
彼は幼い頃に母親を殺されて、仲間達とともに復讐を決意。
で、十数年後に見事復讐を果たすんだけど、仲間達は結果何をしたかというと、母を殺した輩と同じような残虐行為だったんだ。
これは、冒頭で出たヒーローコミックが、復讐を終えたあとに血まみれで登場したことで象徴としてもいる。
だけど、じゃあ、彼ら(仲間)を批判できるかっていうと、そうでもないんだ。
長年の仲間だからってのもあるんだけど。
何より、地下都市って――九鴉達が住む世界全体が、弱肉強食、生き残るためなら何でもする世界だから、カタが外れた奴はほんとひどくて……平気で子供を売り買いする奴らもいて、そんな奴らに何で慈悲を与えなきゃいけないと――でも、だからってやっぱり、やってることは殺人。
人殺しだ。
主人公・九鴉は、最後までそれについて悩むことになるんだが。(宣言)
でも、第一話の終盤でそこに希望が見出されるんだ。
それが、ツバサって少女。彼女は、『戦いをやめてください』と、九鴉がこれまで言えなかったことを言っていたんだね――。
いや、ここまで言わないと分からないって人が多いらしくてね……。
個人的には言いたいことが山ほどあるけどさ……。
でも、あまり具体的に説明すると余韻がなくなる。
文学でいちいち具体的に主人公はこう思ってこうしてこうなった、って、論理的に説明されたら冷めるでしょ?
情緒もへったくれもない。
俺の若い頃は文学系の要素を取り入れたエンタメが多かったから書いてたんだけどさ……何だかねぇ。いや、あくまで読者がいて、こそなんで。あまり愚痴ってもしょうがないんだが。
えーと、ま、ともかく以上。
どっちにも居場所がない人はどうすればいい。
その答えを出せるのが、俺は創作だと思うんです。
漫画って、音楽って、小説ってさ――そういうもんじゃないのかな。
現実に居場所がない人に、居場所を与えるってもんじゃないのかな。
居場所になれないもんを書いてどうすんだと……いや、やめておこう。
以上、蒼ノ下雷太郎でした。