蒼ノ下雷太郎のブログ

一応ライターであり、将来は小説家志望の蒼ノ下雷太郎のブログです。アイコンなどの画像は、キカプロコンでもらいました。

ようやく舞台の上にあがった(『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 9話』 感想)

 前回で戦闘回と休憩回を交互に分けてやってると言ったけど、今回も休憩会であった。俺は一体何なんだ……。

aonosita.hatenablog.com

 

 さて、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 9話』の感想である。

www.gundam.info

 

 休憩回といってもドラマは濃厚である。

 今回は子供から大人への成長――というわけでもないか。ポケモンの進化というより、ようやく舞台の上にあがったという印象だ。

 

 それぞれ、この『鉄血のオルフェンズ』に出てくる者達の方向性が決まった話ではないか。

 オルガは、仲間達を守ること――家長であることを自覚し、強く意識し、仲間達、いや家族達もそんな彼を見守りついていこうとより絆が深まる

 で、護送対象であるクーデリアもこれまで散々迷ってきたが、ついに、犠牲者を出してきたからこそ、あきらめるわけにはいかないと、テイワズとの関係をもつ

 で、敵勢力であるギャラルホルンでも、尊敬する上司を無残にも殺されたアインが復讐に燃えていてね。罪のない子供を殺したくないと言った上司の言葉を、「じゃあ、罪のない子供ならいいですよね……」と呟き、お前危ないよ状態。マッドマックスなら堤防にも来てないが、他の話なら犯罪者になる狂気の瞬間である。

 

 で、今回は逆に三日月が多少迷っている印象があった。

 三日月はクーデリアが、ヤクザ(いや正確には木星の巨大コングロマリット)の親分と直で話すとき、彼もいっしょにいたんだが。

 クーデリアが選択を迫られ、助けを求めようとした場面、彼は「それはクーデリアが決めるべきだ」正論を言うのだが、言ったあとで後悔したり。これまで彼が誰よりも先に決断してるというか覚悟を決めてる場面が多かったので、印象的な場面であった。

 ようやく、みんなが舞台の上にあがった印象の第9話。

 だからこそ、先にあがっていた三日月が「お? おおっ?」と戸惑っていたのだろうか。

 

 また、今回はようやく舞台の上にあがった話、成長の話であるからして、それが性の話にもつながっていてね。いや、年頃の男達の話ですから。

 オルガはたまにはパッーとやらないと家族のガスもたまると言われ、景気よく宴会をやるのだが。

 中にはその後、歓楽街にでもいって童貞を卒業した奴らがいてね。(漫画の主人公、例えば某鍵少年は失敗して終わるが)彼らは無事成功したようである。

 他にも、田中敦子さん演じるアミダ・アルカがアトラ(VOICE:金元寿子!)に、自身の男自慢をした挙げ句、どういう男がいいか発言したり。

 また、作中の毛筆を書いた人でもある日笠陽子演じるラフタ・フランクランドはガチムチとひたすら連続でシュミレーションによるMS戦闘を繰り広げてね。「ったくなんなの?あいつのしつこさ相当だよ~。夜の名瀬が手ぬるく感じちゃう」(あにこ便から引用)なんて言っちゃうし。

 で、ガチムチが上半身裸で、もう一回! と言って。

 か、勘弁してぇ、というくだりも。

 エロすぎたり!

 経験豊かな女性が未熟な少年に手を出したら、思いの外ハッスルされて焦るパターンである。いや、俺も何言ってるんだって話だが。

 

 しかし、今回名瀬の「道を見失うなよ」という発言が気になる……。

 今後、この話が回想されるような――劇的な変化が起こるのだろうか。三日月やオルガより幼少の子供達の場面とかも、死亡フラグにしか見えなくて困る。マリー……やめてくれ、マリー……。この心境は是枝監督の『そして父になる』のときと似ている……。やめてくれ……そんなキレイなシーン見せて落とすんだろ? やめてくれ……。

(あ、あと、テイワズがただ単にキレイな組織にも思えないのだが、どうなんだろ)

 

 

 いやまぁ、こう言いながらも毎週見ていて、しっかり気になっている。はまっている雷太郎でした。

 今後は親分が言っていたように、利権のために動く勢力や、めんどくさいことも増えていくのかな。てか、地球に行くまで大分かかるが、もしかして地球までが十二話で、地球の話がそれ以降か? 一体どうなるか。気になる、気にしてしまう。以上、蒼ノ下雷太郎でした。した!