昨日と今日、『ホームアローン』を見たのでそれの話をしようと思ったが、流石に一作目は誰もが見てるであろう映画だし、それを今更語っても俺は深い情報があるわけじゃない。では、どうすればいいか。
『ホームアローン2』だったら、1よりかはTVで流れてる回数は少ないんじゃないか。(いや、違うかなぁ)と思ったので、これのこと書こうと思う。
で、『ホームアローン2』の感想である。
昨日、吹き替えの金曜ロードショーのを見たあとに、これはDVDで字幕で見てたんで違和感はあったが、これはこれで(いや、ほんとは字幕を中心にした方がいいんだろうが、声優が良かったしさ、吹き替えは)
一作目より二作目がいい、って言ったのはライムスター宇多丸さんだったか。
一作目は世界観の説明が必要になるけど、二作目はあまりする必要がないし、いきなり大風呂敷を広げることができる、からと。
今作は、それとはまた違うが冒頭は前回と似たような場面からはじまる。
ドタバタと、一つの家に大家族が住んでおり大慌て。
で、その中でもケビンって子は問題児で(いや、実際はバズって奴が余計なことやってんだが)学校だったり、家の中だったりで、問題を起こす。
だが、実際はケビンにも理由があってやったから、不満たらたらだ。
前回はそれも原因して自分以外の家族が旅行に行って、家に置き去りにされてしまったが。今作はそんなことにはならず、空港までは家族といっしょに飛行機に乗ろうとする。だが運悪く、途中で間違えてフロリダ行きではなく、ニューヨーク行きのに乗ってしまうケビン。最初に(また、前回と同じかよ)と思わせておいて、今度は置き去りではなく、はるか遠いニューヨークに行ったって展開だから、前回のをふまえた上で観客をあっと言わせてくれる。
クチうるさい家族から解放されたケビンは親父のバックを持ってたので、それにあったお金やらクレジットカードで買い物したり、ホテルで自由を満喫する。
ウヒョー、まじ天国だぁ、という心境だったのだが、どういう巡り合わせか、ニューヨークに来てまで、脱獄した前回の強盗二人と再会してしまう。
さらに、二人があるおもちゃ屋を狙おうとしてるのを知ってしまう。
で、まぁ、そいつらと再び戦うわけになるんだがね……いやぁ、主人公が戦いを決意するのがよかったね。もちろん、あのおばちゃんにアレを渡すのもよかったけど。
でも、何より戦いに赴くシーンだよ。
その襲われるおもちゃ屋ってのは、毎年クリスマスのあとに儲けを全額、子供病院に寄付するらしいんだね。で、ケビンはその子供病院にいる子供を見て、戦うことを決めるんだ。
そう、人にはどうしても戦わなきゃいけないときがある。
言い方を変えれば、こいつだけは許せない場面。
俺はこれを密かに生かしちゃおけねぇタイミングと呼んでるのだが。
ん、あぁ、多分俺だけが使ってる。
ともかく、この生かしちゃおけねぇタイミングにケビンはなってね。座頭市の市さんや、高倉健さんのように、戦うのを決意する。たった八歳の子がだよ。それを決意するってのが――もう泣けてね。号泣だよ。
最後は母親とも再会するんだが。
そのシーンもまたケビンがかわいいし、母親が抱きつくとこが泣けるしって、ほんともう泣けるし泣けるし、号泣でどうしようかと思ったんだが。ほんと、ね。(何
ともかく、やっぱり名作です。
以上、蒼ノ下雷太郎でした。
したー。