蒼ノ下雷太郎のブログ

一応ライターであり、将来は小説家志望の蒼ノ下雷太郎のブログです。アイコンなどの画像は、キカプロコンでもらいました。

植物に心が侵略された俺

f:id:aonosita:20160520070636j:plain

 

 最近、植物にはまっていて、と言っても小さなの二つ育ててるだけだが。

 部屋の一角に置いて、妙に心地よいことをしている。

 植物と陶器って合うね。

 日本の陶器が自然に根ざしたものだから――ってのもあるんだろうけど、川越で買った湯飲みの横に、アスパラガスがあるだけで違う。

(写真をよく見ると妙な画集が目に映るけど気にしないで……違う、古本で買っただけなんだよ、二~三百円だったんだよ。あぁ言い訳だよ)

 

 俺の部屋にはベランダもあるので、発砲スチロールでも使って、野菜作りもやりたいとこ。

 

 初心者は、トウガラシ、シソ――かな?

 調べるとトマトもあったけど、トマトは俺のなので除外。

 いや、いつかは和解しようとは思うのだが……あの緑のグチャグチャが愛しきれない……。

 あと、京ミズナや、ニラもよさそうかな?

(花より食えるものを優先するのが俺らしいけどさ)

 

 普段、『マッドマックス』と叫んでうるさい俺がこんな写真を載せるなんて、一種の天変地異ではあるけどさ。たまには、癒しが必要なのである。

 以上、蒼ノ下雷太郎でした。

最近の日記

 十文字青さんのツイートだったか。

 

 若い内は、ひたすら本を読んだ方が良いよ……と言っていたので、最近は本ばかり読んでる。

 いや、十文字さんは小説よりも本から知識を得て――と言っていたんだが、小説も読んでる。

 ミステリーやSFなど、小説自体が一つの知識、経済で言うと金融の事件やらに相当するような重要性を持っているからね。いやまぁ、一日二冊ぐらい、目安に小説と資料を読んでる。

 

 そういや、この前、ドイツ戯曲ってのを読んでみた。

ねずみ狩り (ドイツ現代戯曲選30)

ねずみ狩り (ドイツ現代戯曲選30)

 

  たった90ページぐらいで、戯曲も面白くて良書。

 ……いや、こういうのばかり読んで、冊数稼いでるわけじゃないよ。

 

 話としては、日常にあきあきした男と女が、一つ一つお互いに持ってるものを――化粧品だとか持っていた写真だとか捨てていき、最終的にはねずみと違いが分からなくなる。

 というようなもの。

 

 短いながらも会話はテンポ良く、世の中を皮肉ってもいるので、ネタ探しには丁度良かった。

 

 

 ……あとは、アニメの話題でも出すか。

 いや、あんまり本の話題だけだとアクセス数、稼げなさそうだし。あぁ、現金だよ。

 

       
          【TVアニメ化決定】「くまみこ」特報PV

 

 『くまみこ』

 単なる萌えアニメってだけで考えず、これに登場するクマを視聴者の象徴として考えると、中々興味深い。

 

 いつも、女の子のそばにいたい――なんてのは、露骨だし。

 それでいて、女の子自身はいつか田舎を出たいと願っていたり。

 クマは去勢されてるし。……とね。

 

 萌えアニメって案外、こういうストッパーというか。ボーダーラインのようなものが、引かれてるものが多く。

 『けいおん』は時の経過、『のんのんびより』も時の経過により、あぁ、いつかこの時間は終わるんだなと告げる。だからこそ、現実に立ち返る……はずなんだが、こんだけ萌えアニメあったら、一つが終わってもまた別の作品にハマればいいわけだが……。

 

 

 

      
   TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』PV第1弾

 

 『JOJO 第四部』。

 JOJOは言ってしまえば、能力者同士の戦いモノ――になるわけだが、何故ここまで人気なのかというと。単なる能力ものではないから。

 キャラクターの個性だとか、話の展開だとか、他にも色々あるけど、個人的にすごいと思うのは能力の応用力だ。

 

 とくに、四部からそれが際立った。

 この四部の主人公(JOJOはそれぞれ一部とか二部に分かれており、出てくる登場人物や舞台――というか時代も違う)

 東方仗助

 こいつの能力は『ふれたものを、直す(治す)』能力なんだが……。

 一件、回復役にしかならなそうな能力が(応用があったとしても、一つか二つしか例が浮かばなそうだが)この主人公の能力で、主人公は何年間も主役を務め、活躍してきた。

 どういう風に能力が使われてきたかは――いや、これは文字で説明すると面白さが半減するので、ぜひとも、原作漫画かアニメで見て欲しい。

 

 で、JOJOの能力の応用性を映像にするために、制作会社はかなりがんばってるよね。

 アニメって、いわば二次元――平面的なものなんだけど。

 3DCGを匠に使って、三次元の空間を築いてる。壁だとか天井だとか――

 CGって、どうしてもイメージ的にはピクサーのようなのを思い浮かべるかもしれないけど、ブラックロック☆シューターだっけか。あれのように、むしろ、CGに見せないCGもあるんだ。

 新たな技術の使い方――二次元のアニメと三次元のCGを、うまく使ってるのも、見どころの一つである。

 

 

 以上!

 

 

 

 

引き金を引くよりも、引かない強さだ! ヒデオオオオオオオオオオッ!(実写版『アイアムアヒーロー』 感想)

 邦画のみそ汁が何とやらって、ちょいと昔の話題を出しますが。

 

 まぁ、今の日本の実写映画とアニメってどちらも制約が多い業界だと思う。

 実写は主に制作側の制約、で、アニメはどっちかというと観る側の制約が多い。

 どっちも作るのに大変ってのは共通してんだが、ただ一つ、すごい違いがある。

 

 アニメには、ファンがいるんだよね。

 

 対して、今の実写映画はどうだろうか?

 映画好きでも、邦画を好きって人はどれぐらいいるだろうか。

 邦画好きでも、昔の映画――黒澤や小津がいた時代ではなく、角川映画全盛期でもなく、今――今の邦画を好きな人はどれぐらいいるだろうか?

 言ってしまえば、アニメと実写映画は共に制約が多いけれど、ファンがいるって違いが大きいんだよね。

 だからってこともあったんだろうけど……

 ついに、それを解決するような映画が登場した。

www.iamahero-movie.com

 

 原作、600万部を突破した大ヒット漫画。

 漫画の実写化いうと、泣く子も黙るというか、一部の人にはトラウマになってるかもしれないが。

 だが、今作は違う。

 

 主人公・鈴木英雄を演じるのは、大泉洋

 確かに35歳でうだつの上がらない漫画家アシスタントにはピッタリともいえるが、しかし、コメディ色の強い役者――ぞくぞくと、これまでの邦画を見てきた人に戦慄走らせる不安があるかもしれない。

 しかし、安心してほしい。大泉洋はそんな振り幅が狭い役者じゃないのだ。

(この人、舞台で明智光秀とか土方歳三などもカッコよくこなしてるからね)

 

 スクリーンに出る鈴木英雄は、まさしく鈴木英雄。

 顔はよーく見れば大泉洋に似てるが、存在感は希薄、オーラはない。とてもじゃないが、水曜どうでしょうどころじゃない。出てくる言葉もハキハキとせず、とてもじゃないが。600万部も突破した漫画の主人公にも見えない。

 だが、主人公は間違いなくこいつだ。

 35歳、漫画家アシスタント

 過去に新人賞を受賞し連載を持ったこともあるがすぐに打ち切られ、ネームを出してはボツ、ボツのくりかえし。仕事場は作家と女性アシが不倫してるし、それを執念にのぞいてるアシリーダーはいるし、家に帰ったらまたネームをボツにされたことで、恋人のてっこに趣味の猟銃ごと追い出される始末。

 たまたま居着いた公園では何故かプルプル震えるホームレスがいて、その隣で同期の連載漫画を見て「おもしれぇ……」とつぶやく。それに対して、自分は何だと。いたって普通……何も才能がない、駄目な普通じゃないかと……嘆く。

 一夜明けても家に帰らず、仕方なくそのまま仕事場に向かう。何故か風邪が流行していて、テレビでは異常犯罪も目立つ。しかし、それよりも英雄はてっこからの電話に集中する。ベランダに出ると軍用ヘリがどこかに飛び立っていったが――いや、それよりもてっこだ。てっこは「ごめんなさい……」と妙にしおらしい。追い出す前に『私、もう、35だよ?』といったのが生々しく思い出されそうだ。

 英雄は栄養ドリンクなどを買って家にもどるのだが……何度ノックしても返事がない。おーい、まだ怒ってるのぉ?と声をかけるも応答がなく、仕方なく、郵便受けのわずかな隙間から……中をのぞいた。

 

 

 本作で印象的だったのは、日常と非日常の境界線だ。

 最初はうだつの上がらない、鈴木英雄の日常が続いて、(ダメダメだなぁ……)と思いながらも、どこか英雄に共感しつつ進む。それは確固たるリアリティを持ったフィクションだ。しかし、リアリティのあるフィクションは同時に我々の日々体験する現実の日常と同化し、違いが分からなくなる――だが、それ以降は途端に日常が崩れる。

 そう、本作では日常と非日常の境界線は限りなく薄い

 

 郵便受けからのぞいた光景は、ようはゾンビになった恋人なんだが。

 ともかく、何だ何だと戦いの末、恋人だったのを殺してしまった英雄

 動揺しながらも彼は外に出る。外は平凡な日常が続いていて、おばちゃんが自転車で通り、住宅街も静か

 だが、歩道橋を渡ると腕から血を流した女性

 見上げると、大量の航空機が――逃げるように飛び立っていった

 ふと仕事場に行ってみると、いつもの光景――アシスタントリーダーの後ろ姿が見えるが、「やあ」と振り返ると右手にバット背後に死体。胸は返り血で染まって、驚くヒマもなく先生だったはずの死体が襲いかかる。アシスタントリーダーは恨み辛みを晴らしながらバットで殺し、不倫していた女性アシもゾンビになってて、というかアシスタントリーダーも実はゾンビに噛まれてゾンビになってしまっていて――

 慌てて外に出る英雄。

 走る、走る――よかった、まだ外は静かで、日常が続いている。遠くに見える道では子供達が遊んでいるように見える――が、実はフォーカスが合うと大人達が逃げていた。

 急に走る影。倒れる悲鳴。それをスマフォで撮影。

 何だ、何だと徐々に崩れ始める。だが、住宅地はそう簡単に壊れない。悲鳴を上げるっていう動作にも移行せずに人が突如落ちてきたり、喰われたり、車に轢かれて、徐々にアポカリプトになっていく――。

 

 ゾンビ映画で重要なのは、ゾンビ――ではなく、日常が破綻する流れだ。

 原作者・花沢健吾は海外ホラーの『28日後...』の影響を受けたと言っていたが。

 あれも、ゾンビが氾濫する世界に至るまでのプロセスが良かった。

 あの流れがあったからこそ、誰もいないロンドン

 ゾンビが疾走する姿にリアリティが生まれ、阿鼻叫喚の世界が真になるのだ。

 そう、映画とはありもしない非日常にリアリティを持たせ、観客に圧倒的な現実として体感させる――

 

 評論家の岡田斗司夫さんが、『シン・ゴジラ』の予告に不満をつぶやいていた。

 理由は、ただ逃げ惑う人々――という描写はもう古い。

 『クローバフィールド』を見た人々はもう、怪獣が現れたとしてもすぐに悲鳴を上げて逃げ惑うのではなく、静止して写メ撮ったり、「え、……何?」と顔を見合わせて判断が遅れる、というの見せられてるため、もうただ逃げ惑う景色というのにリアリティがなくなったと言っていたのだ。

 しかし、今作はどうだろうか。

 アイアムアヒーロー

 ゾンビが出てもすぐに悲鳴を上げず「は? は、え?」と動揺し、何故か写メ撮ったり、悲鳴よりも先に怒声挙げたりする映像を見せつけてくれた。

 実際に、こんな光景になるだろうという説得力・リアリティがあった。

 また、先にゾンビが出て困るのは車だ。何だかんだで車社会の日本。ゾンビになると車が横転し、人を平気で轢き殺す。放置してるとその死体もゾンビに喰われ、これがまた鼠式よりも大量にゾンビを生み出す。

 

 もう、この時点で百億点。それ以降も、徹底的なグロ描写。アクションの良さも目立つが――これがあるだけで、ゾンビ映画ってのは違ってくる。

 一応、主人公・英雄は猟銃を持っていて、武器となるものは持っている。

 これはかなりの利点だ。

 『バイオハザード』でいきなりライフルがあれば、大分違ってくるだろ。

 しかし、英雄は撃たない。

 というか……撃てないんだ。

 ここがまたリアルだよね。アメリカと違って日本は銃社会ではない。普段から法律で厳しくされ、銃を撃つっていうのも咄嗟に浮かんでこないし。何より、いくらゾンビでも、躊躇してしまう。

 これが、最後まで徹底して貫かれるんだが――観客である俺は、それによる弱さは感じられなかった。むしろ、強さだと感じた。

 

 俺が子供の頃に好きな映画で、まぁドラえもんなんだが。『鉄人兵団』ってのがある。

  これって、妙にゾンビ映画に通じるものがあるんだよね。

 大量の敵と戦うってのもそうだけど。

 誰もいないスーパーで、食材をもらって調理するのはどことなくロメロ監督の、ショッピングモールに逃げた人々を思い出す。(もしくは『ドーンオブザデッド』)

 

 だが、個人的に強く印象的だったのは、ドラえもん達の行動じゃなく、いつもは冴えないのび太が選んだ行動だ。

 突如謎のヒロインとされていた少女が敵だったことが分かり、のび太は撃つ選択を迫られるのだが――撃てないのだ。

「いくじなし!」とそのヒロインから責められるんだけど。(いや、お前が言うなよと)思うとこはあるんだけど。しかし、俺はこれを見たとき、平然と友達と思っていた者を撃つよりも、こっちの方がカッコイイと思ったね。

 

 でも、考えてみるとこれって普通のことなんだよ。

 親しかった者が敵だと分かっても、すぐに撃つなんてできるはずがない。

 優しさ、いや、それは甘さと言われるかもしれない。

 でも、本来あるべき日常ってこれなんじゃないか。

 誰かに優しくする、親切するが当たり前であり、ほぼ義務化された日本。だから息苦しいときもあるけれど、本来ならそれは誇るべきことであって、非難されることじゃ絶対にない。ときおり、それが遠回りになったり、仇となることもあるけどさ。

 でも、優しさ自体はどんなときも守らなきゃいけない――大事な一線なんだよ。

 

 だが、ゾンビもの――アポロカリプスものって、社会が崩壊してるから簡単にその一線が崩れるんだよね。

 『アイアムはヒーロー』でも、役人のお偉いさんみたいな人が女子高生を押しのけて我先にタクシーに乗る奴がいたり、英雄が逃げ延びた先のアウトレットモールで「私が法律です」という奴がいたり、英雄の猟銃を奪って平気で引き金を引く輩がいたけどさ。

 でも、英雄は最後の最後まで、その一線を守ろうとするんだ。

 ときにそれで、涙を見ることもあるけれど。最後までこれまで当たり前だとされたもの――今はもうないものを胸に、優しくする、人であろうとする人間性。それこそが、銃を撃って敵を倒すことなんかよりも、何よりも大事な英雄の証なんだよね。

 それに比べて、英雄の銃を奪った奴らの浅はかさ。

 奪ったはいいものの、銃は全然当たらず、それどころか仲間内で醜い殺し合いまでする始末。

 優しさを忘れ、本能のままに暴力を振るい、女性を犯し、恐怖で支配する奴は例え生きていてもゾンビと同じ。いや、本作にあたる言葉でいう、ZQNと同じなのである。

 

 引き金を引く強さなんかより、引き金を引かない強さである。

 最後はもう、何だかんだ運の強さで生き残った英雄が徹底的に追い詰められ戦うことを強いられるのだが――逃げずに彼は、仲間を守るために銃を撃って戦う。

 海外の各国映画賞も勝ち取ったらしいが、そりゃそうだ。もう、誰だって惚れるし泣いちゃうもん。

 ゾンビ映画で社会崩壊に至るまでのプロセスが大事って言ったけど、ヒーロー映画で大事なのはヒーローになるまでのプロセスだ。

 そう、これはゾンビ映画でありながらも真っ当なヒーロー映画でもあった。『アイアムアヒーロー』。その題名に偽りなし。ひとしきり戦いが終わったあとの、マッドマックスを連想させるようなシーンも強烈で忘れられない。

 そこに至るまで、英雄は『英雄と書いてヒデオです』と言っていたのだが、もうそれすらも必要ないのだ。

 本当に守らなきゃいけないのは、当たり前としてされてきたものであり、そして、それを無自覚にも貫いてきたからこそ彼についていこうと思う者がいたのである。

 

 

 最初は簡潔に済まそうとしたんだけど、テンションがデスロード並に上がってしまい、長文になってしまった。

 いやはや、申し訳ない。

 ゴールデンウィークも残すとこ、あと一日でありますが。

アイアムアヒーロー』、これを逃したら絶対後悔すると思いますので。

 どうか、新たなヒーローが生まれる瞬間を刮目あれ。

 

 これを期に、制約をぶちやぶって新たな日本映画の時代が産声を上げたら……そうすれば、大勢のファンも生まれるんじゃないでしょうかね。

 ……いや、俺としては小説も読んでね! と映画業界に嫉妬したりもしるんだけど。

 ともかく、以上、蒼ノ下雷太郎でした。

 

 

 

 テンポのために、泣く泣くリンク張れなかった者達。

 

 

バイオハザード HDリマスター

バイオハザード HDリマスター

 

 

ブログを大分放置してもうた

 いやぁ、大分放置してたな。

 久々にブログを更新。気分は浦島である。

 ……いや、別に竜宮城にいたわけじゃないけどさ。

(あと、俺の世代からして『浦島』と聞くと、ケータロウ!と殴ってくれる美少女たちを思い出すのだが、そんなこともなく)

 

 小説を書いてました。

 四月末しめきりの(ライトノベルの新人賞に出すやつ)。

 ただ、予想以上にてんぱってて中々進まず、最期にはこのまま無理して今月出すより来月末締切のに出した方がいいんじゃないかと思い直し、四月はあきらめることに。

 ま、他に使い回しだけど出したのあるけどさ。

 新しいのも書いて出したかったんだけどねぇ。

 

 あと、ノクターンに掲載してるのも長らく停止してたんで、早めに更新しないとねぇ。

 

novel18.syosetu.com

 

 これ、話としては、住んでいた場所が来訪者に襲われて反撃する――っていう、『進撃の巨人』というか『七人の侍』テイストになっております。

 かなり簡単にまとめたんで、何でそれが進撃や七人になるんだと思われるかもしれませんが……話すと長くなるんでね。

 

『七人の侍』と現代――黒澤明 再考 (岩波新書)

『七人の侍』と現代――黒澤明 再考 (岩波新書)

 

  『七人の侍』も、当時は大変だったらしいよ。

 

 

 

 

 今月末から~のやつになるけど、『小説家になろう』が文フリで出す短編を求めてたり、あと、エブリスタの『ノベリスタ』にも応募したいとこである。

 

【公式企画】文学フリマ短編小説賞 開催のお知らせ - 小説家になろうグループ公式ブログ

 

 

estar.jp

 

 

 

 ま、よく人から落ち着け落ち着けと言われる性分なんで、落ち着いて投稿していきましょ。

 以上、蒼ノ下雷太郎でした。

今書いてるもの

 魔法少女の話を書いている。

 

 草食系で知られる俺が書くのだから、牧歌的であたかかくのほほんとした世界を想像するかもしれない。読者の方は。

 だが残念かな、俺が書いてるのは魔法少女ものといっても学園ものだ。

 学園もの、いいね。

 青春だね。

涼宮ハルヒ」や「僕は友達が少ない」? まー、そんな感じです。

 笑いあり、涙ありってね。

 

 ちょっと、殴り合いしてるけど。

 

 それもこれも、青春だからね。

 青春ってヤンチャが過ぎるときがあるから、つい手が出ちゃうんだよね。

 いけないよね。

 だから、取り締まらなきゃいけないね。

 よくいるでしょ、不良ものでも生徒会っていう執行役というか、ロサンゼルス暴動の原因そのものだよ! みたいな、ロス市警のような存在

 

 ん、いやもうぶっちゃけると、俺が書いてるのは魔法少女もの+不良もの、何だけどね。

 あ、うん。

 いや、ごめん。

 ちょっとがんばって猫の皮をはいでがんばって被ってみたけど、ダメだね。

 

 温かくてのほほんとしたの、俺が書けるか! (ちゃぶ台返し

 萌え燃えキューン! みたいな作品はこっちからビーム撃って消滅じゃ!

 

 殴れ、蹴れ、勝ち取れ! おのが証明! 生きた証を! ――ということで、藤岡弘みたいなことを言ってますがね。まぁ、そんな小説を書いて公募に出そうと思います。あんま熱くならないように気をつけなきゃね。

 

 あ、萌え萌えもお金が出れば書きます。はい。

 自分で言っておいて、即否定なのがまた俺らしいですけど。はい。

 以上、蒼ノ下雷太郎でした。

 した。

 

 

 

 

 個人的に好きな不良漫画は、『クローバー』です。

  こっちじゃなくて。

 

  こっち。

 

 いや、俺不良は憎き存在で嫌悪してるけど。

 この主人公は良い奴なの! 友達思いなの! 不良とか格好がそれっぽいとか、どうでもいい! 心熱いやつなんだよ!

現在の状況 2016/04/20

 ノクターンノベルズで、「7start 2.0」の番外編書いてます。

 

(注意、18禁小説です)

novel18.syosetu.com

 

 性的描写も多いですが、アクションも負けないようにがんばっております。

 ……毎日更新とうたった割には二日か三日ほど穴をあけて、土下座しなきゃという日々ではありますが。

 あと、性描写も他の人には生ぬるいかもしれないけど、俺は……正直、罪悪感で死にそうですが。ともかく、気を引き締めて書いております。

 あぁ、早くあの悪党をどうにかしたい。

 

 話は、『七人の侍』や『進撃の巨人』のようといいますか。

 地下都市――の中でも、各地区ごとに分かれ、数多くの族が存在する街、四番街。

 まだ、『牙』が設立する前の話で――その過程を追っていきたいと思います。

 はじまりは、四番街のⅩⅠ区がある族により、襲撃され、制圧されたとこから始まります。

 そこで、主人公達は復讐を胸に――ってね。

 

 ようするに、過去の話です。

 どうにか、書いていきたいと思います。よろしくお願いします。

(といっても、18禁だけど)

 

 

 

 あと、他にも公募用に書かなきゃいけないのもあるんで。

 その準備もしないと。

 

estar.jp

 これ、ミステリーで応募したい。

 その前に、改めてミステリーを勉強しなおそう。

 

 

 ともかく、現在の状況でした。

 以上、蒼ノ下雷太郎でした。

 

 

 

 

 

第十八話 「密室殺人②」 (解決編でもあります。一応、最終回みたいなもんでもある)

 はじめに

 *スマホだと一部表記が乱れる可能性があります。

 

  カクヨムやなろうに投稿している『7start 2.0』の番外編です。

 

 これまでのまとめ。

I’ll まとめ (7start 2.0 番外編)

 

 前回の話。

I’ll 第十七話「密室殺人 ①」

 

 本編

 

 第十八話 「密室殺人②」

 

 053

 

「もう、アリカちゃんカワイイ! ベリーカワイイ!!」
「………」


 シャケとリスが来た。
 シャケは桃色のふわふわした髪の毛を左右に振り回し、アリカに抱きつき、奇声を上げていた。


「まぁ、いつもぼっちのこいつには珍しいよね」
 対称的に、眉をしかめていたのがリスだった。


「……ぼっちじゃない」
「ぼっちじゃん」
「ぼっちじゃない」


 アリカはそっぽを向いて、シャケにわしゃわしゃと頭を撫でながら、ブツブツつぶやく。
 リスはアリカを凝視しながら、眉をしかめてつぶやく。
 相反するって、こういうことを言うのかと感心してしまう。

 ……いや、そういうことはどうでもよくて。

 

「それより事件だよ。一体、どうやって解決を」
 まさか、事件の謎を全て一気にといてくれるような能力があるはずが。
「ふふっ、実は全てをまるっとまとめて一気にとく能力があるんだよ」
 と、シャケが自信満々に言った。
 僕は戦慄する。


「ま、まさか……」

 

 054

 

 そんなことはありませんでした。

 

「何でなのっ!?」

 シャケは戦慄した。

 

               (interface_guide)
            ミステリーを生半可な気持ちで
        書こうとした馬鹿なら、能力でとけるでしょうけど
               現実ですしねぇ。
               (/interface_guide)

 

 ガイドはため息をつくように言った。

 いや、シャケの能力というのは確かにすさまじくはあったんだ。
 それこそ、このキャンピングカーやその周りだけじゃなく――周囲、大通り全体をさわがしそうだったほど――いや、全力でやればだけど。彼女に制御してもらって、一〇〇Mだけにしてもらった。本当はもっと範囲を広げたかったのだが……仕方ない。


 シャケの能力。

 彼女は『場所の記録再生』と呼んでいるそれは、彼女が指定した場所の過去の映像を、映し出せる能力である。

 

 そう、ミステリーだったらありえないような破格な能力。
 ただし、彼女の能力は領域がかなりポイントになっていて、例えば建物だったら、建物の中と外、どちらかしか一度に再生できない。


 だから、今回はキャンピングカーの外を再生してもらったのだ。目撃では出た人はいないと言われているが……もしかしたら、能力か何かで、見えないように抜け出したのかもしれないし、もし車の中だけを再生しても行方を追うことはできないだろう。だから……。


「な、何も変わってない……」
 シャケは絶望にくれて四つん這いになる。
 彼女が映し出した映像は、何時間前のを早送りのように映しても車の様子は変わらない。細かく見ても、だ。注意深く見ても……変わらなかった。


 過去の映像は、僕らにも可視化される。
 まるで立体映像のように映し出されるのだが……。


「ないよ!」
「……ない」
「……ないね」


 僕ら四人は、全ての角度に広がって観察した。
 ちなみに言っておくが、車の下も――上も、見た。
 建物の屋上にのぼり、上から車を見下ろした。
 逆に、建物の下にもぐりこんで、ずっと観察したりもした。
 どっちも……何時間前から映し出しても、表示されなかった。
「何なの、これは」
 リスは恐怖すら覚えた。寒そうにカラダを振るわせる。
「………」
 アリカだけは毅然としていた。
「あわわわっ……」
 シャケは自身の能力が通用しなかったことにショックを受けていた。
 いや……今回の場合は、彼女に非があるのではないと思う。これは……何なんだ。この事件が異常なのか。

 

 ちなみに、車の外側を再生すると車の中は再生されない。
 ようするに、車の窓から中をのぞいても映像が表示されることはない。
 ありとあらゆる可能性がつぶれた……。


「で、でも、もう一回やれば」
「……ガクッ」
 シャケは倒れた。
「この能力、莫大な体力使うくせに、領域の区分けがものすごい厳しくてね」
「……建物の外を映し出したら、少なくても明日までは建物の中を映し出せない」


 その言葉に僕は頭をかかえる。
「……ぬぁぁぁっ……」
 そんな時間あったら、誰だって逃げられる。
 下手したら、証拠隠滅だってするかもしれない。

 

 055

 

「……応援は呼んである。でも、こんなわけ分からないの、応援来てもあんまり意味ないね」
 リスは言う。
 優れた能力者は他にもいるらしいが、それは他の話であって……殺人事件に有用なものは、限られるだろう。
 殺人事件の調査に使えるのは。

 

              (interface_guide)
          アイルの能力も全く使えないですしね。
              (/interface_guide)

 

 ホントだよ。自分でも、カラダの一部を硬質化できるなんて――と思っちゃったよ。ぬぅ。
 ……しかし、どうするか。四の五の言ってられない。
 早く解決しないと逃げられる可能性がある。もしかしたら、犯人はどうにかして逃げ出したのかも……。


「そういえば、瞬間移動の能力者がいるっての聞いたことあるよ?」
「そこまでいくと、どっちみち追い切れないよ」
「……遠くに逃げたとしても、お金を盗んだ動機が意味不明だし」
「ぬっ」


 そう、例えお金をいっぱい盗んでも、あとあとVによって番号を特定され使えなくされるのにだ。
「車から抜け出したのは被害者だけだよね」
 中年のおっさん。
 こいつだけ。
 一度、何なら過去の記録再生を今朝まで時間をのばすかと――やってみたのだが、車から出たのは被害者だけだった。

 ちょっと、お腹がふくらんだように見えたが、それ以外はとくにない。
 いつまでやっても、被害者が出入りしてるだけ。
 窓にすらささいな変化はない。


「……整理する」
 アリカは事件の謎を整理した。

 

①何故、被害者を殺したのか?

②どうやって、車から抜け出したのか?

③何故、お金を盗んだのか?

④そして、そのお金は今どこにあるのか。

 

「お金はいっぱいあったんだ。こいつのお兄さんが有名族に所属していて。Vの傘下のね。だから、いくらか分け前をもらえた。そのくせ、やることが多少の飲み食いと、真向かいで働いている女性を見つめること……しかも、恋人がいるのにね、その女性」
「こらこら、眉をしかめない」
 正直、それくらい悲しい内容は僕にも通じる。
 ちょっと、他人事じゃなかった。

 

                (interface_guide)
                やーい、ぼっち。
                  VR人。
                (/interface_guide)

 

 こいつ……スクラップにしてやろうか。

 

 056

 

「もーどーすんのよ! わけ分からない! 密室もだし、お金も! あんなの盗んでどうすんのよ。番号が公開されて、指名手配されたら、使うこともできないじゃない!」
 使ったらすぐ捕まると……ぷんすか怒っているリス。
「……あ」
 だが、アリカは何か分かったようだ。
 リスの背中を叩き「意外と使える」とつぶやいた。
「……はい?」
 リスは、本気でわけ分からんと疑問符を浮かべた。

「……そうなると」

 アリカはホルスターから拳銃を取り出し、セーフティを解除した。
 彼女は車のドアを開けて、中にいる死体――死体のおっさんに、銃口を向けた。
「ちょ、アリカ?」
 僕は困惑する。
 おいおい、おかしくなって死体に八つ当たりかい。流石にそれはないよと、止めようとしたが。

 

                 (interface_guide)
                 あぁ、なるほど。
                 (/interface_guide)

 

 と、ガイドは納得していた。
「???」
 リスは僕と同じく疑問符だらけなのだが。

 ――銃声っ。

「「アリカ!?」」
 僕とリスは彼女を止めようとする。
 いや、撃ったあとに意味がないのだが。ともかく、腕をおさえようとしたら。
「うぎゃああああああああああああああああっ! あ、あぶねー! 何すんだよ!?」
 と、死体が暴れ出した。
「「……は?」」

 

 057

 

 結論として、被害者のおっさんは生きていた。
「彼の能力は肉体操作。肉体をどうとでもいじれる。……珍しい、やろうと思えば顔を変えることも可能らしい。彼女の家に忍び込んだのもこれのおかげか、もしくは指を鍵のカタチに変えたのか」
「あのごめん、未だにわけ分からないから、順序で説明して」
 いきなり彼女の家って単語が出て、とまどう。
 な、何のことを言ってるのか。


「………」
 はっ。
 と、鼻で笑うようにアリカは説明する。


 い、いや、そこまで苛つかなくてもさ。眉を顰めて不機嫌そうにまでしなくても。
「………」
 リスはこめかみを引きつらせていた。


「ようするに、こいつは死んだフリをしただけってこと。そうすることで、架空の犯人をでっち上げたかった。お金を大量に盗んだ奴がいるっていうね。で、そのお金はどこにあるのか。この男が、あの真向かいの店にいる女性――彼女に疑いがかかるように、店の中に隠しておいた」
 縄で縛り上げられた被害者――じゃなかった、犯人のおっさんに問いかけるように言ったアリカ。
「……はい、そうです」
 涙をこらえながら言う、おっさん。
「「………」」
 いや、僕とアリカは説明を聞いても、まだ理解しきれていない。
「ようするに、……領域を間違えなきゃシャケの能力ですぐ犯人が分かったんだけど」
「ちょ、待ってよ」
 リスが止める。
「何でそんなことしたの? 彼女に迷惑がかかるだけじゃ……あ」
 自分で言って分かったようだ。
「そう、こいつは迷惑をかけたかった。片思いの女性に……恋人がいる、片思いの女性に、迷惑をかけたかっただけなの」
「本当に死んじゃえよ!」
 リスは怒声を浴びせる。
 犯人のおっさんはひぃと声を上げる。
「そ、そんな事件に僕ら振り回されてたの」
「ちなみに第一発見者も無関係。あの人、ほんと運が悪かっただけだね」
 あ、第一発見者は今どうしてるかというと、途中逃げ出そうと試みてたので、気絶させて近くに寝かせてある。
 ちょっと、ひどいことをしたかもしれない。
「……あ、で、彼女の家に忍び込んだのか」
「そ、今朝抜け出したのが多分それでしょ。妙に腹が膨らんでたのも、そう。多分、能力でお腹に隠してたんじゃない? あまり想像したくないけど……」
「でも、わけ分からない。迷惑をかけるためだけに、ここまでやる?」
 それに、死体としてシラを切るのは相当大変だ。
 流石に鑑識まではVにはいないし、検死もできない。でも、多少の調査はする。呼吸も肉体操作でごまかしたのだろうが……あれって、ずっと誤魔化せるかな。
「途中で、抜け出そうとしたんじゃない? いや、そうしたら誰が犯人か分かっちゃうと思うけど。正直、ここまでしてやることじゃ」
「ひ、必要だったんだ……」
 と、犯人がクチを開いた。
「お、俺が死ぬことで……な、何かが変わるんじゃないかと」
 恋人がいる真向かいの店の彼女や。
 彼の兄が。
 何か、反応するんじゃないかと。
「迷惑だっての!」
 リスは犯人の頭を叩いた。
「………」
 僕は、少しだけ気持ちが分かった。
 彼の気持ちが分かるからこそ、この世界に来たようなものだ。
 そう、この現実世界に。

「ともかく、こいつ連行しよ」
「よし。……ま、とりあえず解決だね。ほら、シャケ! いつまで落ち込んでるの! もう、事件は解決してるよ!」
「……ふふっ、いらない子……シャケ、いらない子……」

 そう、彼女らと……しばらくは続けていくと思う。この現実世界の生活を。

 

 END

 

 あとがき

 以上。

 しばらく、更新遅れてすいません。

 これをもって、I’llは更新を一時停止とします。……いやだって、アクセス数がね。

 まことに申しわけありません。

 応援してくれた方々、どうもありがとうございました。

 

 

kakuyomu.jp