うぅ……頭がいたい。
昨日、気がついたら掛け布団もかけずに扇風機を全力であびていたが一体何が原因で頭がいたいのか、これだあああああああああああああああああっ!!
俺は馬鹿か。(何を今更)
それを改めて実感した日だった。
しかし、風邪ぐらいでこんな辛いと言ってもられん。まだやり残したことはあるし。
いや、無理をして悪化したらそれこそ失格なのだが……。
だが、風邪でこんなにひどいのだから、あの映画の人はもっと大変だったんだろう。(こういう言い方は失礼か?)
さて、『ダラス・バイヤーズクラブ』である。
どうやら、実話を元にした映画らしい。
実話ものというと、『マネー・ゲーム』や他にも『ミルク』か。そこら辺を思い出すだろうか。(いや他にもいっぱいあるけど)
とくに『マネー・ゲーム』でも思ったが、ちょっと分かりづらいとこがあったりしてね。
え、急に会社起こしたよ?
とか。
え、こいつ誰?
と、最初の病院で登場した奴が何の説明もなしに出てきたり、と。ちょっと分かりづらい。まぁ、長い人生を一本の映画にまとめると、どうしてもテンポ早く行かなきゃならないから、仕方ないのかもしれない。
それこそ、町山さんの解説がなきゃちょっと厳しいのだが……。それをまんま載せるのもアレなんで、ざっと説明。
主人公、ロン・ウッドルーフはある日、エイズだと言われ「余命30日」と宣告される。
当時、エイズは同性愛者がなるものだとされていて彼はショックを受ける。(実際はそんなわけではなく、コンドームをせずにしたり、衛生管理が悪い状態でやれば誰だって危ないらしい)
で、主人公、ロンはロデオやってた人で、カウボーイですからね。
何て言うか、保守主義というか。右手側といいますが……同性愛者に対しても、偏見が強いのです。
だから最初は「俺、ちがうし!」と言って認めなかったのですが……調べてみると、コンドームとか衛生がちゃんとしてない……(これは作中でも表現されている)こういう人が危ないというのを知る。
自分の命のことだから図書館に行ってガンガン調べるんだね。
そうすると、解決策らしいのも見つかる。薬は一応ある。だからそれをくれと言うんだが、規約で医師は出せないという。
だからまぁ……主人公が取った行動は、密売になるわけだが。
この主人公のすごいとこは、最初はアメリカの病院からちょろまかしていたんだが。
次第にメキシコ(かな?)に行って大量に薬を持ってきたり、飛行機乗って他の海外にも行くんだね。(日本にも行った。まぁ、相変わらず日本の描写で(?)と思うとこはあったが)
というか、自分で会社まで作る。
そう、(アメリカの)医師達が認めない薬を患者たちにばらまく――ある種のブラックジャックみたいなことをするんだ。
最初はゲイの人達を嫌っていたけれど、次第に心を通わせてね。
昔の友人がゲイの仲間と握手しなかったときなんて、「握手しろよ」と強引にさせてね。あそこは格好良かった。(その友達も見捨てるわけじゃなく、彼の父親のために薬を用意してあげたり)
根は良い人なんだね。
だからこそ、ある人物がいなくなるときは予想以上に落ち込むのだが――。
興味出た方は、さらに町山さんの解説もたまむすびのがありますからね。
町山さん公認(多分)で、YouTubeにありますんで、そちらもぜひ。
(とくにアメリカの詳しい事情や、エイズ治療薬の開発に大きく貢献した日本人の紹介もあります)
その日本人というのは、『満屋裕明』という人ですね。
この人の話もまた豪快ですがw
一生懸命、エイズの治療薬をつくったのに、企業によってほとんど奪い取られたような形になってね。
いや、それでこの人は全然屈しないんですがね!
企業なんて知るか! って感じで。
この映画の主人公も、社会から「くたばれ!」と言われるかのようになりますが。
そんなの知るか! と。「くたばるか!」と立ち向かうんですね。
……だから、単なる伝記映画というわけではなくて。
『ロッキー』のようなね。どんなに徹底的に追い込まれて全てを失っても――それでも。それでも、負けないと!
激しい意志の強さが出てくるんです。
いやもう、こういう映画だいすきでね。
だから、進撃の巨人(実写版)もすきなんだけど。……ああ、もういいよ! しつこいんだろ!? 分かってるよ!
くそ。でも、このままじゃ、終わられないからな! って感じでね。どんだけ、あまちゃんが好きなんだっていう。……そういう映画でした。
以上、蒼ノ下雷太郎でした。